111話の考察・解説編、感想パートです。本編を読んだ方や「111話ネタバレ記事」を読んだ方向けの記事となります。まだ本編をお読みでない方はネタバレに注意してください。
※111話・・・2018/11/09発売の別マガ12月号掲載
先にこちらの記事を読むことを推奨します。
気になった部分の感想や解説、捕捉などをしていきます。最新話考察はここで浅く広くご紹介しています。単独で別記事で出す場合も。
兵団内部の闘争はそんなに長く描かれないような印象。

以前、イェレナがマーレ人捕虜の人権だけは譲らなかったという話がありました。非情な彼女がなぜ兵団に疑われるようなマネをしたのかが謎だったのですが、今回の話で明確に。
いわばマーレ人捕虜を利用して、ジーク派はこっそりと保険をかけていました。捕虜の立場を利用して反逆の際の火種を忍ばせていたということのようです。その一つがワインに仕掛けられたジークの脊髄液だったということですね。他にもあるのでしょうか。

今回の話はガビにとっては転機になるものだと思います。サシャへの仕打ちをブラウス夫妻は恨まない選択をしました。それを見てガビはどう感じるのでしょうか。そして、かつての自分と似た存在、姉を殺された恨みを忘れられないカヤを見て、ガビは新しい発見をできるのでしょうか。
憎しみと恨みの連鎖はどこかで止めないと未来永劫続きます。しかも、その連鎖は全く得にもなりません。でも人間は簡単に憎しみと恨みを忘れることを出来ない生き物です。多分、どちらかではなく両方とも必要な考え方なのかもしれません。
ただいずれにしても未来へと引き継ぎたくはありませんね。

キヨミもどうやらエルディアとは一心同体のような立場であり、エルディアが失敗したらアズマビト家の立場も危うい状況にいるようです。現状の内部分裂している兵団に、キヨミも不安を感じているみたいで、表情はどこか暗い様子。
そして一見、自分の身しか案じていない守銭奴かと思いきや、ミカサを大切に思っているのは事実のようで、何かあった場合は全てを放り出してもミカサだけは守る覚悟を有しているようです。
総評・次回の予想
エレン+ジークvsマーレ+エルディアという展開もありえるのかなぁと・・・
ということでいつもの次回予想。
次回!!リヴァイvsエレン!!
ということで――それではまた次回にお会いしましょう。さようなら。