110話(あらすじ・感想など)記事

   

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表紙

 110話のあらすじ&感想記事です。

 別マガ2018年11号掲載。単行本派の方はネタバレご容赦ください。

ざっくりと要約
  • ザックレー総統死亡
  • エルディア内で対立構図激化。さらにピークが潜入する。

~続く~

ここでチェック!image一言感想

 エレンがいよいよきな臭くなってきた感じです。

あらすじ

第110話 「偽り者」

ラガコ村の真相がジークの口から語られる。

「俺の脊髄駅を含んだガスだ。吸ったユミルの民は意識を失う。俺の脊髄液が体内に侵入したユミルの民は巨人の力の送り先となると座標が刻み込まれる。あとは俺が命令を下すだけで『道』を通じて巨人の力が座標に送りこまれる。その巨人は俺の巨人を介した道で繋がっている。だから俺の意思が介入し俺の命令どおりに動く巨人となる」

「できることなら避けたかった・・・だがやらなければ・・・俺の真意はマーレにばれて、この島に希望をもたらせなかっただろう」

「お前が罪悪感を覚えていねぇことがよく分かる。本当にエルディアを救うつもりなのか知らねぇが、人命に興味ねぇことは確かだ」

「お前モテねぇだろ。勝手にわかった気になるなよ」

「わかるさ・・・モテたことくらい・・・ある」

「ああそうかい。それでエレンと実験を開始できるのはいつだ?」

「決めるのは俺じゃねぇ。本部の命令を待っている」

「いつまでも時間があると思っているならそれは間違いだと伝えろ」

「・・・それだけは同じ意見だ」


一方、兵団によって軟禁されたイェレナと尋問係のピクシスの会話。

「あの日エレンに会いに行きました。隠していたことを謝ります。これでは拘束されるのも無理がありません」

「またえらくしおらしいのう。して、ジークの計画になびくように説得したというわけかの?」

「そのようなことはしていませんが焦っていた。仕方のないことですが、あなた方は世界を知らない。このまま先送りにしていけばエルディアは手遅れになると。それを感じていたのはエレンも同じでした。思いを共にするまでそう時間は掛からなかった」

「それでエレン自らマーレに潜伏し、兵団を動かすよう助言しなさったか?」

「そんなことは言っていません。ただ兵政権にはっぱをかける必要があるとは言いました」

「それなら兵団に直接怒鳴り込めばよろしかろう。危険を冒してまで密会するからには具体性のある取り決めを交わすものじゃろ?」

「おっしゃるとおり敵国の元マーレ兵と始祖をあわせることは危険な行為です。公の場であっても面会を申し出ることすら叶わない立場でした」

「なるほど義勇兵の不信を恐れたか。それでエレンの誘導に成功し、ジークが望んだ通りの結果を得たわけじゃな」

「そんなことでは意味がありません!私はただエレンに私を知ってほしかっただけで・・・」

演技なのか本気なのかは分からないが、感情が高まった振る舞いを見せるイェレナ。

「いえ・・・我々にとってエレンの始祖はマーレを打ち砕く望みなのです。ジークが希望を見せてくれたように、エレン自身に主体的な思想があることを私は求めました。彼は我々の望んだとおりマーレに大損害を与えました・・・いえ、彼は想像以上です。民間に被害が出たことは残念ですが、醜悪な高官は一掃された。彼はたった一人で先導してやり遂げました。マーレに天罰を下したのです。それほどの器である彼が始祖を宿しているという事実。ここにいる我々は歴史が変わる瞬間に立ち会っているのです。二人の兄弟によって世界は生まれ変わります。私はそれを近くで見ていたいだけなのです」

「つまりエレンと密会したのは好奇心にあると?」

「そうなります・・・他の義勇兵も密会したことは誰も知りません。フロックを引き込んだのは私が彼に危機意識を煽ったからです。すべては私の軽率な行為に他なりません。私が欺いたのは紛れもない事実。首をくくられても自業自得です。ですが、私の行動はエルディアを思ってのことです」

「わしもそう信じたい。エレンと交わした会話の全てうぃお聞かせ願おう。うまい嘘のつき方を知っとるか?時折事実を混ぜて喋ることじゃ――」


一方、ハンジとオニャノコポンの会話。彼も義勇兵の一人なので拘留されている。

「この期に及んで疑うなんて正直失望しましたよ!ハンジさん。俺たちは命がけでマーレと戦ったんですよ!?今更ジークさんが二重スパイとでも言うつもりですか!?俺たちはエルディアに尽くして・・・その結果が人質とは・・・」

本心からがっかりしている様子のオニャノコポン。

「弁解の余地もないよ・・・すまないけどもう少しの間耐えてほしい・・・」

「全くですよ!!エルディアの未来を誓い合ったのに・・・」

ハンジがいきなり顔を近づける――。

「え・・・?イェレナがエレンと密会したことを認めた?本当ですか?」

「本当だよ。本当に知らなかった?」

「し、知りませんでしたよ本当に!!」

「うん・・・本当に知らなかったように見える・・・私にはね」

「イェレナが・・・」

「彼女ならやりかねないと思っている?」

「そんなことは・・・」

「イェレナについて知ってることは全て話すんだ。我々の今後のためにも・・・」

「・・・知っての通り我々を組織したのはイェレナです。ジークさんの秘策を旗印にしてマーレ兵の中から反マーレ派を集めたわけですから・・・最初は互いに疑心暗鬼になり上手くまとまらなかった・・・その度にイェレナはマーレに銃を向け、自ら手を汚すことでジークや組織への忠義を俺たちに示してきました。友であってもこちらを疑ったマーレ人はすべて事故死として葬った・・・俺たちもそれが祖国のためだと信じることで乗り切ったんです。俺には彼女が密会した理由はわかりません・・・俺たちは最初から底の知れないイェレナの背中を追いかけるのみでしたから・・・」

「変だな。そこまでマーレ人に容赦のなかったイェレナがこの島ではマーレ人を捕虜にして極力殺さないように務めた。むしろ捕虜に仕事をさせたりしてある程度の自由を与えている」

「ええ・・・確かに以前の彼女からすれば寛大ですが、俺たちは彼女なりの贖罪意識の現れだと理解しました。ここは本土ではなく島ですし・・・・」

「んん・・・でも・・・イェレナは兵政権に反発してまでマーレ兵の人権を譲らなかった。あれほど疑われないように神経を使った彼女がそこだけは・・・よし。私についてきてくれオニャンコポン」

「え?ここから出るってことですか?」

「私が話をつけるから行くよ」

「えぇなんかいやなんですが・・・」


アルミンは結晶内に閉じ込められたアニが保管される地下へと来ている。

手をそっとアニの結晶にかざし、触れようとすると怒号が響く。

「こらああああああ。お客さん、園子はおさわり厳禁なんですけど」

「違うんだヒッチ!!これは!!何か十台な情報が手に入るかもしれなくてやましいことを考えてたわけじゃ――」

「そりゃあ男の子だもん。アニの重大な情報が気になるのもわかるわ」

「僕が悪かったから入場禁止だけはどうか・・・」

「そんなことはしないっての。アニも話し相手が私だけじゃ退屈でしょ?まったくあんたは寝てるだけなのになんでモテるのさ」


地下から出た二人は歩きながら話す。

「あの子に熱を上げるのもいいけど、世間がどうなってるかわかってる?この新聞読んで」

「!兵団が権力に固執するあまり、エレンを不当に拘束・・・義勇兵を裏切り利益を独占か・・・兵団への疑念が過熱していってる・・・」

「兵団はだんまり。そりゃ無理ないわ」

「かといってジークの存在や地ならしの件を明かすわけにはいかない・・・早く僕らでエレンの真意を確かめないと・・・」

「報告を急げ!!」

二人は兵士が慌てて走ってるのを見る。

門の前では民衆たちが集っている。それもデモという生易しい雰囲気ではない。

「エレンを解放しろぉ」「エルディアを救えるのはエレンだけだ!!」「新生エルディアはエレンあってのものだああ!!」「マーレ人を皆殺しにしろ!!」

「これは・・・」

「兵団支部全域を民衆が取り囲んでいるんだって・・・」

「ヒッチ!手を貸してくれ!」

「うげぇ仕事が増える」

ヒッチは手伝いに駆り出されるのと同時にミカサがやってくる。

「アルミン」

「よかった。無事にこれたんだね」

二人は新兵を見かける。

「あっ調査兵団新兵・・・あの子たちが何で本部に・・・?」

「行こうアルミン。ようやくもらった時間を無駄にできない」

「失礼します」

「ザックレー総統。本日はお時間を頂き感謝いたします」

「こちらこそすまない。申し出から随分時間がたってしまった。かけたまえ。シガンシナの英雄よ。ハンジは相変わらず飛び回っているらしいな」

「はい・・・確かめないといけないことがあると」

「ああ・・・義勇兵を一人連れまわすことを許可したが・・・君たちとエレンを面会させることはできない」

「!!どうしてでしょうか?」

「義勇兵とエレンの接触が明らかになったからだ。10ヶ月前から。それをひた隠しにしてマーレ強襲劇に及んだ。現在は首謀者や関わったものへの調査が続いている。少し前なら君たちの提案を受け入れられたかもしれないが・・・エレンは今回のことでは黙秘したままだ。彼が単独で過ごしたマーレの時間についても空白のまま。当然今の状態のまま実験を行うわけにはいかない。これは義勇兵から我々兵政権に対する重大な主権の侵害だ・・・恐らくエレンはジークに操られていると我々は見ている。ほかならぬ君たちだから話したが・・・くれぐれも内密に頼む」

「エレンが・・・そんな」

「エレンはどうなりますか?」

それに対する問いの答えはザックレーから返ってこない。

ところでふと横においてある奇妙な造詣の椅子に目が行く。

「あれはなんですか?」

「なんでもない。置き場に困ったものを先ほど新兵に運んでもらったのだ。話は以上だ」

 二人は追い出されるかのように部屋を出る。

「兵政権はすでにエレンを見限っているのかもしれない・・・」

別の兵士たちとすれ違い、ザックレーの部屋に入っていく。

「もしそうだとしたら始祖の継承者選びも始まっている・・・」

「あの部屋の会話を聞いてくる」

「待ってよミカサ」

「大丈夫 ばれないようにできる」

「まだそうだと決まったわけじゃないだろ?今兵規違反を犯しちゃまずいよ」

「何があっても私はエレンを――」

刹那、ミカサは空気の震えを感じる。アルミンを抱えて飛ぶ。

それと同時にザックレーの部屋が大爆発を起こす。観衆もそれを塞ぎとめてた憲兵らも視点をそちらに移す。爆発があったのは、ちょうど門の真正面の3階の部屋であり、その部屋の窓から一人が吹き飛んでちょうど門の近くに落ちてくる。それはかつてザックレーだったものの姿であり、下半身は丸ごと吹き飛んでいた――。

「アルミン、怪我は?」

「何が・・・ごほっ」

「ここから離れよう」

二人の門の前でヒッチたちと合流し、現状を確認する。

「あんたたち無事なの!?」

「総統は!?」

「見ての通りだけど・・・」

ヒッチは背後にいるザックレーだったものを一瞥する。明らかに絶命している。

「他には誰がいたの!?一体何があったの!?」

「・・・わからない」

「心臓を捧げよ!!」

それを見ていた門の向こうにいる民衆からの声。

「俺たちの怒りが届いたんだ!!」「俺も戦うぞ!!」「私も!!」「心臓を捧げよ!!」「心臓を捧げよ!!」「心臓を捧げよ!!」


夜。事件の分析のために一同は部屋に集っている。ローグやハンジ、オニャノコポン、アルミン、ミカサ 、憲兵団、駐屯兵団などが集っている。

「ザックレー総統の私物である特注の椅子、これに爆弾が仕掛けられてたとみている。総統を含む4名の兵士が犠牲になった。犯人も目的も不明」

「オニャノコポンなら一日中私といたし、義勇兵は全員軟禁中だ」

「では他に考えられる勢力は?」

「・・・あの椅子は新兵に運ばせたと総統は申しておりました・・・」

「・・・どこの新兵だ」

ナイル・ドークが尋ねる。

「総統は新兵とだけ仰っていましたがしかし・・・僕とミカサは部屋に訪れる数分前に、本部から走り去る新兵を見ました・・・調査兵団です」

みなの顔が強張る。

「調査兵団といえば・・・エレンの情報を外に漏らして懲罰を受ける者共がいると聞いたが・・・まさか」

「緊急事態です!!エレン・イェーガーが地下牢から脱走しました!!巨人の力を発動させ、一瞬で抜け穴をうがち、そこから逃走した後!!穴を塞ぎ追跡から逃れました!!」

「兵を総動員して捜索だ!!」

「了解!!」

「アルミン・・・一体何が起こっているの?」

ミカサの顔は青ざめている。それはアルミンも同じだが、ミカサの表情はより深刻である。


夜の平野を上半身裸で歩く男エレン。その道の先にはたくさんの衆が待っている。その先頭にはフロックをはじめとした新兵たち。

「多いな。何人いる?」

「ここにいる者以外にも俺たちの味方はもっといる。俺たちを懲罰房から逃し、今日ここで落ち合うようお前に伝えた看守もみな、兵団内に潜んでいる。ダリス・ザックレーを爆弾で吹き飛ばしたものもいる。兵政権がお前の始祖を都合のいい奴に継承させるよう進めたからだ。このエルディア帝国を救える奴はお前しかいないのにな。エレン・イェーガー」

フロックは上着をエレンに渡す。

「ジークの居場所を特定する。それだけだ」

朝日が昇る。


「大丈夫だよミカサ・・・エレンならわかってくれる。話し合えばきっとわかってくれる・・・」

ミカサ、アルミン、ハンジ、オニャノコポンは馬車に乗り、どこかへ向かう。

「朝っぱらから兵団の奴らが騒々しいな」

町民も不安に思ってるようだ。そして、町の中で白い外套を羽織り、潜入するピークが兵団の様子を伺う。

続く

考察・感想編は別記事として出してます。解説や感想、予想などにご興味がある方、更なる分析をご希望の方はぜひそちらもお越しください。

↓

こちら: 110話 分析【考察・解説】編外部

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進撃の巨人の関連情報は随時紹介します。乞うご期待!

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 コメント一覧 (1)

    • 1. 進撃の名無しさん
    • 2018年10月16日 17:09
    • オニャノコポンってわざとですか?
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