110話の考察・解説編、感想パートです。本編を読んだ方や「110話ネタバレ記事」を読んだ方向けの記事となります。まだ本編をお読みでない方はネタバレに注意してください。
※110話・・・2018/10/09発売の別マガ11月号掲載
先にこちらの記事を読むことを推奨します。
気になった部分の感想や解説、捕捉などをしていきます。最新話考察はここで浅く広くご紹介しています。単独で別記事で出す場合も。
かつての王政vs調査兵団の構図と似てきました。いよいよエレン派vs兵団という形に。

今までラガコ村に何があったのか、というのは大体のことしか分かりませんでした。しかし、今回の話でディテール部分が明確になりました。
ずばり、脊髄液が含まれたガスを利用し、それを吸った村人が巨人化したとのこと。従来は井戸水説がありましたが、それだと同時に村人を巨人化させることができないなどの突っ込む余地がありました。獣の巨人が巨人たちを操った理由についてですが、この方法で生まれた巨人は「座標」と「道」の間に、「獣の巨人」の意思が介入する余地ができるようです
「座標」ー「道」ー「獣の巨人」ー「道」ー「巨人」となるのでしょうか。猿がルーターだとして、ルーターと接続したPCは自由に操ることが出来るみたいです。
わかりにくい例えですみません(笑)。

「わかるさ・・・モテたことくらい・・・・・・ある」
我々の世界ではモテてるんです。しかし、進撃の世界ではあまりモテているイメージがないのはなぜでしょうか。

二人の水面下の戦い。切れ者同士の会話ですが、お互いに狙いがあります。
イェレナは信頼と解放を得るために、ピクシスはイェレナの本音と狙いを探っています。お互いに一筋縄には行かない話し合い。
私の感想としては「イェレナは信頼できない」という結論。感情的になるところはもう演技や振る舞いにしか見えません。しかし、読者全体の意見はどうでしょうか。多分、3分の1くらいの方はイェレナを信じているのじゃないかなぁと予想。それくらい彼女は演技が上手いんですよね。本気でエルディアのことを想っているのか、本当に謎です。

オニャノコポンを見ると、義勇兵もイェレナと一枚岩というわけではないことが伺えます。イェレナの狙いが何なのか分かりませんが、もしかしたら終末論信者なのかもしれません。北欧神話の終わり方を考えると案外有りうるんじゃないかなと。
義勇兵を組織したのはイェレナですが、二つは別々のものと考えたほうがいいのかもしれません。

目的のためには手段を選ばないイェレナ。なぜ彼女はマーレ兵の人権だけは兵政権に譲らなかったのでしょうか。
人権を奪うということは「殺しても問題がない、拷問してもOK、自由は一切許す必要がない、人身売買・奴隷OK、動物と扱いは同じ、参政権は無論なし、発言権もなし」・・・etcなどを意味します。
ではなぜでしょうか?今のところは分かりませんが、これが二重スパイではないかという疑いをもたれている理由の一つなのかもしれません。

意外なメインキャラが暗殺されてしまいます。どこからか特注の椅子を注文するという情報を掴んだエレン派の新兵による仕業です。兵団のトップを殺した以上はエレン派ももう後戻りは出来ません。しかし、ここまでするのか・・・という感想。

それとほぼ同時に戦槌の力で地下から脱出したエレン。てんやわんやで兵団に危機が訪れます。しかし、これらの行動はどちらが正解なのでしょうか。エレン派と兵団、どちらが正しい選択をしているのか、とい点においては読者も計りかねている状態ではないでしょうか。

内紛している場合ではありません。敵側ももちろん動き出しており、その一環としてピークが壁内に潜入スパイしております。これがどのような結果を生み出すのか、3つの思惑が交錯します。
今のところ、兵団側は超大型巨人を。エレン派は始祖の巨人・進撃の巨人・獣の巨人・戦槌を。マーレは鎧、アギト、四足を保有しております。
また、兵団側は女型さえ覚醒して味方に出来れば、3つの勢力は一応均衡が取れます。さらに、リヴァイとミカサというカードが兵団側につけば、まだまだ兵団側は安泰でしょう。恐らくそのような対立構図になるのではないかと予想しています。ですが、ミカサはエレン側につく可能性が高いこともあり、本当にどう転ぶか分かりません。
総評・次回の予想
エレンがジークと会って何が起きるのかが焦点になります。
ということでいつもの次回予想。
次回!!ジークを見つけたエレンvsリヴァイ!!
ということで――それではまた次回にお会いしましょう。さようなら。