109話(あらすじ・感想など)記事

   

タグ:  

表紙

 109話のあらすじ&感想記事です。

 別マガ2018年10号掲載。単行本派の方はネタバレご容赦ください。

ざっくりと要約
  • ガビとファルコ、かつてサシャが助けた子と邂逅し何かを感じる
  • エレン逮捕で民衆から反感を!?ハンジさん、悩む

~続く~

ここでチェック!image一言感想

 あーあのときのキャラ!?という感じの内容。懐かしいキャラが大きくなってちらほらと。

あらすじ

第109 「導く者」

 女の子から案内を受けて牧場へとたどり着くガビとファルコ。その間も逃走を企むガビだが、ファルコはしばらく世話になろうという考えだ。ガビは動揺が激しいためにファルコが主導。

 案内されたのは牧場のそばにある厩舎。扉の中には他の子供たちやサシャの両親が出迎えてくれた。

「君たちが家出したんは」

「(南方マーレの訛り?)はじめまして!!僕たちは兄妹でベンとミアです!わけあって親元から逃げてきました!なんでもするので数日だけここに泊めてください!お願いします」

「そげん、子供が頭を下げるもんやない。ブラウス厩舎へようきたね。何日でもおったらいいって。はよ朝飯くわんと」

「ありがとうございます!」

 食卓の前でも固まっているガビ。悪魔と食事を取ることに抵抗があるようだ。頭をなでられても払ってしまう。

「リサ・・・この子は・・・」

「ごめんね・・・辛いことがあったんやろうに・・・」

「妹がすみません!!い、いただきます!!うまい!!おいしいな!!」

 演技めいたファルコの元気さが見てて痛々しい。周りの子供たちやブラウス夫妻も何とも言えない空気を醸し出している。


 一方、港ではヒィズル国要人をザックレーが出迎える。先のマーレでの作戦成功を祝われる。

「このたびのマーレ遠征作戦成功おめでとうございます。首脳も勇敢さをたたえる声に溢れております」

「お褒めに預かり光栄にございます。両国の信頼がなければ得なかった勝利でしょう。アズマビト様の勇敢さ、これこそを称えなければなりません」

「・・・しかし無線のお相手が義勇兵でなかったこと、心中をお察しします」

「お気遣いに感謝いたします。改めまして世界一危険な島へようこそ」

「えぇ・・・今回の目的はその危険こそを目にすることにありますから」

「するとあちらが例の観測機でしょうか」

「はい。氷爆石を燃料に用いて実現した世界初の飛行艇となるでしょう。しかと地ならしの力を見定めさせていただきます。」

 アズマビトの船の後ろにシートで包まれた軍用機が繋がれている。


 兵舎前で人だかりが出来ている。ハンジの前に報道や商会のかつて世話になった面々が集っている。

「なぁハンジさん説明してくれ!シガンシナから全住民強制退去命令だって!?リーブス商会を斡旋したのは兵団だろ!!」

「義勇兵が拘束されたとの噂がありますが真相は!?」

「エレン・イェーガーが幽閉されているとの情報もありますが!?」

「私の担当じゃない。憲兵にあたってくれ。さぁ通して!!・・・すべてはエルディア国民、みんなのためだ」


「――はぁ・・・エレンの情報を流したのは君たちか・・・ホルガー、ヴィム、ルイーゼ。新兵の君たちとフロック。何でこんなことしたの」

「エレンを解放すべきだからです。この国を導くのはエレンです。今すぐ彼を解放してください」

「うん・・・君が正しいのかもしれないね・・・形はどうあれ私はジークの作戦を完遂するとの決断を下した。全ては私の責任だ。だからこれ以上勝手なマネは許されない。君たちは情報を外に漏らした罪で裁かれる。この4人を懲罰房へ」

「・・・疲れた。・・・いやまだ調べることがある」


 懲罰房に入れられたルイーゼと彼女を見張るミカサには縁がある。

「ここ私はあなたに命を救われたあの日から、あのときのままです。巨人をねじ伏せたあなたを見て分かったのです。力がなければ何も守れないと。理不尽な暴力と戦っていいのだと。ミカサさんも救われたんですよね?イェーガーさんに。あの日から少しでもあなたに近づきたくて・・・私は・・・」

「私から言えることは一つ、口を閉じてなさい」

 ミカサはその場から離れると、彼女は心臓を捧げる敬礼を示す。それを見たミカサに頭痛が走る。過去のことを。エレンが人攫いを殺す瞬間のことを思い出す。


「部屋の住み心地はいかがかの?」

 ピクシスはイェレナに会いに軟禁部屋に来ている。

「素晴らしい景色が見れます。この鉄格子さえなければ」

「何度も言うが尽くしてくれた恩は忘れん。特に君は我々との信頼関係を大切にしてくれとったのう。それ故に気になっとった。少しでも疾しいところは見せまいと必死に振舞う様子が。自ら見張り役の兵をつけるなどして常日頃から己を厳しい管理下に置いた。この日もそうじゃ。10ヶ月前トロスト区での鉄道開通祝いでの祝賀会、君の監視係は急遽代役となったフロック・フォルスター。現在情報漏えい罪で拘留されておる。どうもこの時期を境にエレンは単独行動を取るようになるのでな。何にせよ美女と会話できる口実ができて何よりじゃ・・・わしはどれだけ長くなっても構わんからの」

 ピクシスはイェレナの正面に座る。


 牧場の作業を手伝うガビとファルコ。挙句の果てにはガビは己の失敗を悪魔のせいにしたりとボケが入ってきている。

「こんな田舎にいても何の情報も得られない・・・」

「下手に動くよりここに根付いたほうがいいと思う。いずれ世界中の軍隊がここに攻めてくるだろう。兄貴やライナーさんたちが助けに来る」

「ジークが憎くないの?裏切り者が近くにいたんだよ?」

「(俺がエレン・イェーガーの手紙を運んだことはまだ話すわけにはいかない・・・こんなこと話したって仕方ないだろ・・・)」

「っていうか何?ミアって・・・何であんたの妹なの?」

「どっちでもいいだろ」

「二人ともお昼だよ。休憩にしよ」


「二人とも仕事を覚えるのが早いね。体力もあるし」

「しかしカヤさんもですけど、ここで働いてる人はみんな若いんですね」

「うん・・・ここにいる人はほとんど孤児だからね。ここは4年前に親を失っている人たちの集まりなの」

「罪を受け入れてないようですね」

「え?」

「・・・な」

「この島が世界に対して残虐非道の限りを尽くした歴史をお忘れですか?エルディア人が罪の自覚を持つことでようやく永遠の贖罪の道が開かれるのですよ」

「・・・それはみんなが親を亡くしたことと関係があるの?」

「当然です。いくら善人のように振舞おうとも逃れられる罪の重さではありません」

「マーレではそう教えられてるの?」

「お前、世話になってる身で何言ってんだよ!?」

「これは普遍的な歴史観の話だからはっきりいわなきゃいけないの!!」

「あっ今なんて言いました?」

「どうしてここに来たのか知らないけど・・・君たちはマーレから来たんでしょ?」

「・・・どうして?」

「どうしても何も・・・自分で叫んでたじゃない・・・」

「え!?あ!!じゃあ最初からか!!えええ!?最初っからですか!?恥ずかし~なぁーもぉー・・・何で言ってくれないんすか!?もぉ~~人が悪いんだからぁ・・・って!!」

 ガビは矛状の熊手を振りかぶって襲おうとしているが、ファルコが止めに入る。カヤは特に焦っている様子もなく、平静を保っている。

「悪魔が!!正体を現した!!おかしいと思ったんだ!!島の悪魔がこんな親切なはずない!!」

「何してんだお前は!?」

「おーい・・・お前ら何暴れてんだ?」

「「まずい!!」」

「ミアがお兄ちゃん取られるってヤキモチ焼いてるのー!!」

「・・・!?」

 カヤは二人をかばう様子にファルコとガビも逆に少し平静を取り戻す。

「どうして・・・」

「どうしても何も・・・通告する気ならとっくに君たち捕まってるから・・・」


 二人はカヤに案内を受けて、ある村に辿りつく。その様子は草木がぼーぼーで建物も手入れされておらず、廃村ということが誰の目からも分かる。

「4年前・・・私が住んでた村。4年前に巨人がいっぱい現れてこの村に1体来たの。それも3メートルぐらいのだからそんなに大きくなかったんだけど。その1体の巨人を見て、村の人はみんな逃げた。足の悪いお母さんを置き去りにして。どうすることも出来なくて、ただここからあそこでお母さんが食べられる音を聞いてた。長かった・・・お母さんはずっと生きたまま食べられていた。次第に叫び声もあげられなくなった。声が出なくなるまで叫んだからだと思う」

「壁の外には人類がいて、私たちを悪魔の民族だって言ってるんでしょ?でも何でそんなに恨まれているのかはよく分からないの。ミア、ベン、教えて。お母さんは一体何をしたの?何をしたからこんなに恨まれているの?」

「何千年間も!!世界中の人々を虐殺したからでしょ!?」

「何千年・・・?」

「そんなことも忘れていたなんて!!エルディア人は何千年もの間巨人の力で世界を支配してきたの!!被害者ぶるのはやめて!!」

「・・・でもお母さんはこの辺で生まれ育ったからそんなひどい事はしてないと思う・・・」

「だから・・・!!100年前あんたたちの先祖が犯した罪の大きさが問題なの!!」

「100年前って・・・じゃあ今生きている私たちは一体なんの罪を犯しているの?」

「・・・ついこの間だって・・・私の町を蹂躙した・・・」

「・・・私のお母さんが殺されたのは4年前だから・・・その罪じゃない」

「・・・だから!!先祖が世界中の人を虐殺したからだって!!」

「お母さんは誰も殺していない!!」

 カヤのあまりの迫力にガビも黙り込む。

「ねぇミア・・・ちゃんと答えて!!何でお母さんがあんなに苦しんで殺されたのか・・・何か理由があるんでしょ!?そうじゃなきゃおかしいよ・・・お母さんはなんで生きたまま体を食べられたの?ねぇ・・・!何のために殺されたの?」

「威力偵察です・・・」

 今まで黙って聞いていたファルコがここで割って入る。申し訳なさそうに。

「僕らが知れる限りですが、4年前のパラディ島侵攻の目的は威力偵察が主でした・・・敵の力を調べるために行った実験的攻撃・・・カヤさんとお母さんはそれに巻き込まれたんです・・・お母さんには何の罪もありません。ごめんなさい。何も悪くないのに・・・」

「――軍の情報を敵国に漏らして・・・それで何で謝るの?」

 少し落ち込んでいたカヤだが立ち上がった。

「ありがとうベン。教えてくれて・・・でもベンが謝るのはおかしいよ。マーレで生まれただけなのに・・・」

 二人は疾しいことがあるかの表情を浮かべる。軍属であることを隠しているからだろうか。

「それで・・・カヤさんはどうやって助かったんですか?」

「ある人が助けてくれたの。少し年上のお姉ちゃんが撒き割り用の斧で入って来て。巨人相手にそれで戦ってたの」

「・・・無茶だ・・・」

「うん・・・」

 カヤはそのときの壁に刺さった斧を見上げる。

「結局お姉ちゃんは自分を盾にして巨人から私を逃してくれた。この道を走れば、いつかあなたを助けてくれる人と会える。だから会えるまで走ってと言って・・・おねえちゃんが生きてたら、あなたたちを決して見捨てたりしない。私にそうしてくれたように・・・今度ブラウスさんとマーレの人が働いてるレストランに招かれてるの。あなたたちをそこに連れていってマーレ人に会わせれば・・・二人とも帰る方法があるかもしれない」

「・・・どうして・・・そんなことするの?」

「私は・・・おねえちゃんみたいな人になりたいの」

続く

考察・感想編は別記事として出してます。解説や感想、予想などにご興味がある方、更なる分析をご希望の方はぜひそちらもお越しください。

↓

こちら: 108話 分析【考察・解説】編外部

気になった一問一答

Q.

A.


進撃の巨人の関連情報は随時紹介します。乞うご期待!

シェアする

フォローする

いつもシェアありがとうございます。記事更新の支えとなっています。フォロー大変感謝です!これからも末永くお付き合いよろしくお願いします。m(_ _)m

コメント

コメントはこちらからどうぞ!注意点もお読みになってください。

  • 子供から社会人の方まで男女問わずご覧頂く場所です。節操を守ったコメントを行いましょう。
  • 口論・議論・評価・批判は歓迎ですがきつい言い方になっていませんか?一度深呼吸をしましょう。書き方を変えるだけでイメージがぐっと変わりますよ。
  • NGワードは厳しく設定しています。ふさわしくないワード部分も部分削除する場合があります。伏字も使用しないでください。

コメント一覧

    • 1. 進撃の名無しさん
    • 2018年09月12日 18:56
    • >こちら: 108話 分析【考察・解説】編

      109話ではないかな?
      リンク先間違ってません!?
コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット