107話の考察・解説編、感想パートです。本編を読んだ方や「107話ネタバレ記事」を読んだ方向けの記事となります。まだ本編をお読みでない方はネタバレに注意してください。
※107話・・・2018/07/09発売の別マガ8月号掲載
先にこちらの記事を読むことを推奨します。
気になった部分の感想や解説、捕捉などをしていきます。最新話考察はここで浅く広くご紹介しています。単独で別記事で出す場合も。
今回は回想がメインです。内容は補完的になるかと思います。

開幕、ハンジのエレンへのいじりから始まりますが、エレンはそのテンションを完全に無視。空気が和む展開かなとも思いましたが、今のエレンには全くそういう冗談は通じないみたいです。もう昔のエレンとは全然違うということが伺えます。

ずっと何の刺青かと気になっていましたが家紋でした。アニメでは刺繍でしたが、今回登場したような模様はありませんでしたね。
何はともあれ、長い伏線がようやく解消されたという感じです。当初は「刺青=座標との関連説」が疑われてたりしましたね。
しかし、まさかミカサが将軍家末裔だとは・・・

ジークが「実はエルディア復権派かもしれない」という疑念はこれまでの話からもちらほら伏線として伺えるシーンが何度かありました。だからと言って「味方」なのかというところが焦点になります。
恐らく途中までは完全に味方であろう展開になることは予想できます。しかし、最終的に始祖の力を手に入れた途端、世界やマーレを完全に破壊しつくすような衝動性も持っていそうです。
いわば、パラディ島の完全に甘えを捨てた復権思想を持っていそうで、最終的にそこで意見が別れそうです。ジークは恐らくユミルの民以外は完全に排除派なのではないでしょうか。
最期は「ジーク VS ぼこぼこにされたマーレを守ろうとするパラディ島」という構図になるのではないかなと思っています。
いずれにせよ、グリシャらを密告したのはしょうがなかったのかなという感想です。

立体機動で使用される特殊燃料「氷爆石」は今まで公式ガイドブックやスピンオフ小説、シリウスの「Before the fall」のみしか名前は登場してきませんでした。そこが個人的にはですが、本編と外伝の隔絶感を覚える印象でした。
しかし、今回の話ではっきりと「氷爆石」という名前が出てきました。これを実用化したアンヘルもこれで救われるのではないでしょうか。どうでもいい人が多いと思いますが、長年進撃の巨人を追い続けてきた身からすると、結構なニュースのような気がします。

王家の血を引くものは13年の任期を終えるまで可能な限り子を増やすこと
誰も触れてはいけない蜂の巣をつつくような話ですが、多分誰もが無意識か意識か気づいていた話にちょっかいをかけたような感じです。
かなりオブラートに伝えてはおりますが、現実でも問題になるような発言なだけに、かなり衝撃を受けた読者も多いかもしれません。
そして、王女であるヒストリアも存続のためにOKをするという何と健気なことでしょうか。出来れば普通の少女として人生を全うさせてあげたかったという印象です。
さらに「獣の巨人の力も継承せよ」と同時に言われたということで、「子供をたくさん生んで巨人になって、巨人に食われて死んでくれ」といっぺんに言われたと考えると、どれだけむごいのかが分かります。

本当に色々な問題を起こしてくれるマーレの戦士候補生です。一方、ファルコの常識人っぷりの対比で際立ちます。余計なことせずに静かにして欲しいと思っているのは自分だけでしょうか(笑)。
しかし、これで壁内を見て回る彼女はきっと何かを感じてくれるのではないでしょうか。例えばマーレともエルディアとも同じ人間で、なんら違いはないということを。

一話でいきなり懐妊するところまで見せられるとは・・・ヒストリアの表情も母親のようにどこか虚ろです。望まれた妊娠なのかどうかも気になるところ。
そして、肝心の父親が誰なのかも非常に気になります。そばにいた男性はお付きでしょうか。それとも父親なのでしょうか。父親はどうやって選出されたのか、それともヒストリアが任意で選んだ相手なのでしょうか。色々気になるところばっかりです。案外、エレンやリヴァイという可能性も・・・。うーん、誰なんでしょう。
総評・次回の予想
後には引けないというか、いよいよ佳境という雰囲気が伝わってきます。中々重い話になってきました。
ということでいつもの次回予想。
次回!!ジークが裏切る!!(適当です)
ということで――それではまた次回にお会いしましょう。さようなら。