104話のあらすじ&感想記事です。読んでる方がいらっしゃるか分かりませんが、更新が遅くなり大変申し訳ありません。
別マガ2018年5月号掲載。単行本派の方はネタバレご容赦ください。
- 戦槌、墜つ!
- オニャンコポン!
~続く~

全体的にエレン側優勢かな?という印象。そして久々にハンジさん!
あらすじ
「これが君の見た景色なんだねベルトルト」
アルミンは超大型巨人で破壊された町を歩きながら、信煙弾を放つ。
一方、ジャンはピークにとどめの雷槍をぶつけようとしていたが、ファルコがそれをかばい、ジャンに迷いが生じていた。それでもジャンは雷槍を放つ。本人は狙って撃ったつもりなのだろうが外してしまう。
(蒸気で軌道がそれた!?それとも俺がはずしたのか!?)
瀕死の車力の巨人のうなじからピークが出てくる。それを狙う調査兵団。しかし、マガトらマーレ兵に銃弾を撃たれ、一度下がる立体機動兵士。
「ピークを守れ!!」
「だめだ!!距離を取れ!!」
ファルコとガビは瀕死のピークを抱えて避難する。
エレンと戦うポルコも「戦士長にピークまで!!やられたのか!?」とこの状況に焦燥感をあらわす。二人との思い出が蘇り、ミカサの攻撃を避けながら怒りでエレンに飛び掛るアギト。それを迎え討つのは硬質化した拳。アギトの顔をぶん殴ったと思いきや、それを噛み付くアギトは一気にエレンの右手拳を噛み砕く。
そして、アギトはエレンの顔を思いっきり引っかく。エレンは結晶に覆われた戦槌の本体で盾にするも、今まで全く傷つけられなかった結晶に爪痕が残るほどの威力。ミカサの追撃を逃れて一度離れるアギト。
「くっすばやい・・・!ユミルのアギトとはまるで違う!!」
(これがアギトの巨人の力か・・・なるほど)
他方、傷だらけのピークを民家に運んだファルコとガビとマーレ兵ら。
「ひどい。体の修復が追いついていない」
「車力はそこまで頑丈じゃない。鎧と違って・・・ライナーはどこにいるの!?戦えないの!?ねぇ!?」
「わかんねぇよ・・・舞台裏の建物の下・・・だけどよ。ライナーさんをそっとしておくことはできないかって思って」
「・・・何言ってるの?ウドもゾフィアも大勢の人が・・・みんなエレン・イェーガーに殺されたんだよ?」
ガビは窓に近づくとマーレ兵にそれを諌められる。こっそり外を覗くと上空には何か見える。時を同じくそれをアギトやマガト、調査兵団らも確認する。飛行船の姿を。
「ジャン来たぞ」
「あぁ時間通りだ」
「団長!!光の道を確認いたしました!!」
「・・・よかった。ここまでは作戦通り事が進んだようだ。さぁ頼んだよ、オニャンコポン」
「任せてくださいハンジさん!!」
「低速低空でレベリオ区に進入。光に沿ってみんなを回収する。チャンスは一度きりで乗り遅れれば一巻の終わり。この飛行船が打ち落とされてもね・・・全く無茶を思いつくよ。エルヴィンの亡霊にでも取りつかれたかい?」
「そうであってほしいですよ・・・僕らに力をくださるのなら・・・こうなってしまった以上はもうみんなと・・・エレンを回収できなければ僕らに未来はありません」
(まさかあれで逃げるつもりなのか・・・!?させるかよ!!ぶっ壊して――ッ!!)
飛行船を打ち落とそうと向かった矢先を待ち伏せしていたミカサに狙われるアギト。
(――しまった・・・)
アギトの両足が斬られ、機動力とスピードを失うとそこにすかさずエレンが追撃する。ぼろぼろになったアギトの顎に戦槌のクリスタルを挟むと、アギトの頭を顎を押し出す。ひびが入る結晶。
(嘘だろ??やめろ・・・やめろ!!)
戦槌の本体はひびが入りばらばらとなり、その血をまるで果実のように飲み干すエレン。
「何・・・あれ?」
「戦槌が食われたんだ・・・そして次はアギトだ・・・」
「そんな・・・ガリアードさんまで・・・!!」
エレンに何度も頭を地面にぶつけられるアギト。
「ライナアアアアアアア助けてえええええガリアードさんが食べられる!!助けてぇぇええええ」
ガビは叫ぶ。
(うる・・・さい。静かに・・・してくれ・・・)
「「ライナアアアアア」」
(頼む・・・静かに・・・)
叫ぶのをやめさせようとするマーレ兵を無視してライナーに助けを請う。その姿は悪者を前にヒーローを呼ぶ子供。
(どうしてお前らは・・・)
エレンはいまにもガリアードのうなじを食べようとしている。しかし、気配に気づいたエレンはゆっくり振り向く。
(俺を死なせてくれないんだ・・・)
そこには鎧がない鎧の巨人。エレンは硬質化した拳で鎧の顔面を殴る。吹き飛ぶ鎧の巨人。そして、深くにもその左手でガリアードが奪われている。
「・・・さすがに打ち止めだ。力はもう残ってねぇ。ライナーは・・・今は殺やしないだろう」
「じゃあ帰ろう。私たちの家に」
エレンを抱えて立体機動で去るミカサ。
「ライナー、またな」
鎧の巨人はそれを見届けて完全に倒れる。
「やつら引いてくぞ」
「助かった・・・のか?逃げる?」
ガビは駆け出す。
「ガビ!?何する気だ!?」
「あいつらに・・・エレン・イェーガーにおじさんの鉛玉をぶち込んでやる!!」
「は?!」
「逃さない!!必ず殺す!!」
飛行船の下では立体機動兵士が舞う。
「下の敵から飛行船を守れ!!弾薬は全て敵にくれてやれ!!」
続く
考察・感想編は別記事として出してます。解説や感想、予想などにご興味がある方、更なる分析をご希望の方はぜひそちらもお越しください。
こちら:
104 分析【考察・解説】編
進撃の巨人の関連情報は随時紹介します。乞うご期待!