99話の考察・解説編、感想パートです。本編を読んだ方や「99話ネタバレ記事」を読んだ方向けの記事となります。まだ本編をお読みでない方はネタバレに注意してください。
※99話・・・2017/11/9発売の別マガ12月号掲載
先にこちらの記事を読むことを推奨します。
気になった部分の感想や解説、捕捉などをしていきます。最新話考察はここで浅く広くご紹介しています。単独で別記事で出す場合も。
今回も考察するポイントはあまりないので感想がメインです。

なんとなく大物感を醸し出すアズマビト家の奥方キヨミが登場します。
名前から察するに「東人」由来であるということは皆様もお気づきのことかと思いますが、劇場から早々と去る辺り、何かしら一線を画している存在であるように伺えます。
パラディ島とはグルなのかもしれませんし、もしかしたら今回のパラディの暗躍も察知している可能性もあります。何はともあれ、不思議な存在。
見た目は完全にミカサが年を取ったような感じですね。これからアズマビトはどういう活躍を見せてくれるのかも注目すべきところでしょう。

今まで読者にまともに姿を見せたことがなかったアニの父親が登場しました。
彼は今でもアニ・レオンハートの生存を信じている様子。実際、アニが生存している可能性も考えられ、結晶にアニは閉じこもった以降は読者視点では全く描かれておりません。可能性としてはそのまま結晶に篭ったままなのか、それともパラディ島の巨人として吸収し運用しているのか、もしくはパラディ島がアニを懐柔している可能性も考えられます。
アニは父親の元へ帰れたら後はどうでもいいというような思考が見受けられ、あまり祖国に忠誠心は持っていないようなので、懐柔の余地は全然考えられます。

暗躍しつつある調査兵団然りパラディ島。いえ、調査兵団はすでに解体しており、別の名前の組織に変遷しているのかもしれませんが・・・その影はピークやポルコ、ジークにも及びます。
マガトの名前を使って3人を呼び出し、うちピークとポッコを地下に封じ込めます。
ではこの兵士が誰なのかということですが、恐らくコニーではないかと推測しております。髪の毛も髭も生やしており、元の面影は全然残っていませんし、そもそもヘルメットに隠れて顔が見えないのでよく分かりませんが、目の描き方がはっきりとコニーでした。
さらにピークが「あなたをどこかで見たことがある気がする」と言っています。パラディ島でピークが対峙した調査兵団メンバーだとしたら限られてきます。ただ一つの違和感として小柄なコニーとは思えないくらい、身長が高すぎるように思えます。

タイバー家は実は憎むべきフリッツが世界を救ったと世に明らかにしました。では今までのパラディへの憎しみはなんだったのかという話に。しかし、そこで平和の破壊者としてエレンを祭り上げることでパラディに宣戦布告するようです。
しかし、このシナリオはマーレが作った偽の憎しみがエレンを世界の脅威として育て上げてしまったという皮肉にも感じ取れるのですが、いかがでしょうか。実際、この話が明るみに出たとき、タイバー家のやったことに疑問を呈する観衆も出ています。次回、世界はどういう反応を示すかが楽しみです。

タイバー劇場中のスパイ活動は恐らくマガトも察しており、かなり警戒しているようです。しかし、今のところはそれを察知している様子は伺えません。(察知していたのであれば、ポルコもピークも罠にかかっていませんでしょう)
総評・次回の予想
タイバー家はエレンを敵とする演出で、世界中の矛先を本格的にパラディ島に向けたい様子です。100話直前ということもあって、激動の一話でした。
ということでいつもの次回予想。
次回、パラディの面子がいよいよ暗躍!タイバー劇場に大波乱か!?
ということで――それではまた次回にお会いしましょう。さようなら。