91話(あらすじ・感想など)記事

   

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表紙

 91話のあらすじ&感想記事です。

 別マガ2017年4月号掲載。単行本派の方はネタバレご容赦ください。

ざっくりと要約
  • 意味が分からないよ!
  • マーレ側の巨人候補となるエルディア少年兵視点の誰おま状態から始まる
  • 中東連合vsマーレで戦争中。そのマーレ側の戦士候補生視点で描かれる
  • 時間軸は多分854年。エレンが死ぬはずである年でもある

~続く~

ここでチェック!image一言感想

 最初に読んだ印象としては、「これ、進撃の巨人だよね?(笑)」というくらいに、作品内容が転換。戦争物という感じの話でした。これからイケメンのエレンが主役になるのかと思いきや、視点がマーレ側に移行。

あらすじ

第91話 「海の向こう側」

空に向かって手を伸ばす。その手の先では鷹が自由に飛んでいる。

「おーい・・・ここはあぶねぇぞ・・・」

周囲は兵士たちの遺体が散乱している戦場。物語はこの横たわっている少年から始まる。

「飛んでいけ・・・どこか遠くにいけ。せっかく羽根がついてんだから」

「ファルコ!!生きてるのか!?おい怪我は!?」

「あれ?兄さん・・・」

兄さんと呼ばれた少年がファルコの下へ駆け寄り、状態を伺う。

「どうしたの?その格好」

軍服の格好に疑問を浮かべるファルコ。戦闘中のダメージで意識と記憶が朦朧としているようだ。

「よし掴まれ。口をきけりゃ上出来だ」

ファルコを背負って前線を下がるが、要塞に隣接するトーチカから銃弾の雨が降ってくる。後退した先の塹壕に滑り込むと、仲間の兵が待っていた。

「ファルコ!!」

「怪我を見せて!」

「コルト。状況は!?」

指揮官の男が尋ねる。

「榴弾の直撃で前方の戦士隊は吹っ飛びました!!」

「塹壕は?」

「これ以上掘り進めるのは無理です!!」

「無理?それは命令か?エルディア人が私に命令するのか?」

「おいお前!!マガト隊長に何言ってんだ!!」

副長らしきものが怒号を上げる。

「ですが・・・このままでは――」

「酔っ払ったのファルコ」

「頭打ったんだね」

「俺たちが4年も戦争していることは覚えているか?」

「あ?・・・あぁ・・・そう(?)だったな」

「こりゃ一から作戦を説明しなおさなきゃだね」

「4年続いた戦争だけど、今ようやく大詰めって場面なんだから。このスラバ要塞さえ落とせば。まぁ正確には要塞のすぐ下にある軍港の中東連合艦隊を沈めさえすれば、この戦争は私たちマーレの勝ちってことなんだけどね。でもそのためには軍港の高台を守るスラバ要塞を押さえなきゃ。軍港に攻め入るのは無理なわけ」

「マーレ海軍が海からやっつけてくれないのかな?」

「ゾフィア!?お前、あの海軍に何の期待ができるってんだよ!?制海権を奪うのに4年も掛けやがった無能だぞ!?それもあれだけあった戦艦を半分以上沈められてやっとの快挙だ!!そのくせ、俺ら『陸』には一丁前に要塞ぐらい落としてもらわないと困りますだとクソ野朗おまえぁぁ」

ウドと呼ばれる眼鏡の男が一人で熱くなりながら、弁をふるう。

「俺たち『戦士候補生』が何でこんな前線にかり出されてるんだ?」

「そりゃ・・・見極めるためさ。私たちの中から・・・次の戦士を。『時期』が迫ってる。マガト隊長は最終試験を最前線のここに決めたんだよ。次なる大局を見据えて。パラディ島制圧作戦の主力となる『鎧の巨人』の継承者をね。一体誰が選ばれるんだろうね」

「なんだ?ガビ。自分以外はいねぇって口ぶりだな」

ファルコが茶化す。

「だって他にいないでしょ?」

「まぁ私たちとガビじゃね」

「・・・今のところの成績じゃな」

「いいや、成績じゃないよウド。いつも言ってるだろ?私があんたたちと違うのは覚悟だよ。エルディア人のい運命を背負い、私たちを苦しめるあの島の悪魔共を皆殺しにする覚悟だ。そして、この世界に残るのは善良なエルディア人だけだと、この戦いに勝って、世界に証明する。私は負けない。私が収容区からみんなを解放する」

仲間内で沈んだ空気が流れる。

「で・・・お前さっきから何してんだ?」

複数のダイナマイトを紐でくくって、ひとまとめにしたものを見せて笑顔を浮かべるガビ。

「これ?いいでしょ」


「なぜですかマガト隊長・・・?我々の力ではあの機関銃の奥にある線路を破壊することはできません。敵の塹壕は抜け目がなく、付け入る隙はどこにも・・・その状況に加え、要塞からの支援砲撃もあります。このままここに留まっていても、いずれは榴弾が降り注ぐだけです」

「何か考えがありそうだなコルト」

「ここで『顎(あぎと)』と『車力』を放ちましょう。ガリアードとピークの二人ならやってくれます。一瞬でトーチカと塹壕の敵を殲滅できるはずです」

「ダメだ。カードの切り方を間違えれば負けだ」

「マガト隊長。『奴』が現れました」

「『奴』・・・とは?」

「『奴』だ。装甲列車。先頭と最後尾に計四門乗っかってる。連合の新兵器『対巨人砲』だ。あの100mmの口径から放たれる徹甲弾なら巨人を一撃で仕留められる。『9つの巨人』といえどな。」

「しかし、我らの巨人は二体共すばやいです・・・とてもうなじを撃ち抜くなど・・・」

「撃ち抜いたら?」

「・・・我々は巨人の力と戦士を失い、再び巨人の力を取り戻せる保証はありません」

「そうだ。9年前から始まった『始祖奪還計画』が返り討ちに終わり、超大型と女型を失ったようにな。マーレの軍事力は低下したと見なされ、今日まで続く戦争の引き金となり、パラディ島計画は後回しとなったのだ。わが祖国マーレを超大国たらしめるものは何だ?」

「・・・巨人の力です」

「そうだ・・・これ以上失えば、この国は維持できない。巨人の力は絶対である。そうでなくてはならんのだ・・・戦士隊、突撃準備を急げ」

「ハッ」

「っ!!マガト隊長・・・!それは!!」

「何だ?エルディア人、お前たちはマーレに忠誠を誓った戦士だろ?わが祖国から栄誉を得るチャンスだぞ?ここにいる800人のエルディア人がだ。お前たち戦士候補生はここで待機。戦士隊800の突撃をもって何としてでも、線路を破壊しなくてはならん。あの装甲列車に要塞の周りをうろつかれているうちは鎧も獣もここに呼ぶわけにはいかんからだ」

「・・・しかし」

「コルト。お前も獣を受け継ぐ身ならいい加減に上に立つものとしての覚悟を持て」

装甲列車が動き出す。

「痺れを切らしてここを叩きに来たか・・・列車ごと破壊するチャンスだ」

「それ、私にやらせてください」

「あ?」

「ジャーン」

ダイナマイトをひとまとめたにしたものを隊長に見せる。

「私なら一人で装甲列車を無力化できます」

「お前らを鍛えるのに国がいくらかけたと思ってる?却下だ」

「確かに私はファルコたちなんかと違って逸材ですし、今後私のような優秀な戦士は二度と現れないでしょう。しかもすごくかわいいし。ですが私が成功すれば、800人の戦士隊を失わずに済みます。」

「失敗すれば?」

「一人の有望な戦士候補生と7本の手榴弾を失います。やはり・・・私に800人の戦士隊以上の価値があるとなれば仕方ありませんが、隊長殿がもし・・・私を愛するあまり800の兵を捧げるということでしたら――」

「分かった。行け」

「ダメだ、ガビ」

「必ずや私が鎧を継ぐに値する戦士であることを証明して参ります。」

ガビは軍服の上着を脱ぎ始める。

「何をしている?」

「作戦成功のため。今だけ腕章を外す事をお許し下さい」

「いいだろう」

「ガビ!!」

振り返って自信に満ちた表情を見せる。


スラバ要塞側・トーチカ

「おい。誰か来る。一人で」

ガビは両手を上げながら、トーチカへと近づいてくる。軍服は着ていない。

「女・・・?それも子供か。投降しに来るようだ・・・」

「いや待て。エルディア人かもしれんだろ!」

「しかし・・・様子がおかしい・・・足枷を引きずっているぞ」

足枷という名のダイナマイトの束だ。

「――・・・便衣兵は国際法違反ですが・・・」

「目撃した敵兵が生きていればな」

「あいつ・・・なんでそこまでして・・・」

「――近いぞ。きっとエルディア人だ。巨人化する前に撃て」

「馬鹿言え・・・やるならお前のライフルだろ・・・」

「はぁ~クソ・・・」

ライフルの狙いを定める。

「ん!?」

ガビが転倒する。いや、実際には転倒したフリをして、足で引きずっていたダイナマイトの束を手に取り、次の瞬間にはそれを投げた。

ちょうどトーチカの後ろにある線路部分に装甲列車が差し掛かる。ちょうどその前にダイナマイトの束が放り出されると、車両の真下で爆発する。

「ぎゃああははは」

駆け出してガビはおもむろに逃げ出した。

「!!やりやがった!!」

「顎(ガリアード)急げ!!」

「クソ・・・マーレの卑怯者共・・・だから・・・お前らを・・・・・・思い通りにさせてはならんのだ!!」

崩れたトーチカの中から、瀕死になりながらも機関銃を放つ。

「ガビ!!」

「よせファルコ!!」

逃げるガビ。目の前の榴弾跡に飛び込む。銃弾がガビの目前へと迫るが、ぎりぎり巨人の腕がそれをかばう。

「ガリアードさん!!」

ガリアードと呼ばれる顎の巨人が瞬時に差を詰め、トーチカを砕く。

続く

考察・感想編は別記事として出してます。解説や感想、予想などにご興味がある方、更なる分析をご希望の方はぜひそちらもお越しください。

↓

こちら: 91話 分析【考察・解説】編外部

気になった一問一答

Q.ピクシスのお気に入りのおつまみを教えて下さい!(美女以外)

A.美女との会話ですが、2番目を上げるなら腸詰めです。

また変なところを聞きましたね(笑)・・・


進撃の巨人の関連情報は随時紹介します。乞うご期待!

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