90話(あらすじ・感想など)記事

   

タグ:  

評価: 5

表紙

 90話のあらすじ&感想記事です。

 別マガ2017年3月号掲載。単行本派の方はネタバレご容赦ください。

ざっくりと要約
  • 兵団は国民に一連の事実を発表した
  • ヒッチにマルロの最後の生き様を教えた
  • フロックはいまだにエルヴィンではなく、アルミンを選択したことをおかしいと思っている
  • 勲章式でヒストリアに触れた時、エレンの中にフリーダとグリシャの記憶が蘇り、胸に一物を抱える
  • ウォールマリア内の巨人を季節を越えて殲滅した。
  • 約6年ぶりとなるウォールマリア外・壁外調査が始まった。巨人の大半はウォールマリア内に入り込んでいたらしく、ウォールマリア外にはほぼ残っていない
  • はじめて調査兵団は海に到達した

~続く~

ここでチェック!image一言感想

 約1年の時が経ち、エレンやアルミンが以前より大人らしくなった姿には驚きました。今回はかなり時間が進んだ事もあり、次は急展開が訪れるのではないでしょうか。

あらすじ

第90話 「壁の向こう側へ」

「―しかし、公表すれば大混乱になります」

兵団は民に事実を発表するか頭を悩ませていた。

「ならばまた民を騙すか?我々には何の大儀があって、王冠を奪ったのだ」

ピクシスの言葉が公表反対派に重くのしかかる。

「公表しましょう。100年前、奪った記憶を100年の時を持ってお返しするだけです。これからは壁の民と団結して力を合わせなくてはなりません」


後日、新聞社などを通じて事実を公表した。巨人の正体、記憶の改ざん、外の世界の真実、悪魔の民族とその由縁、マーレ人の資源獲得のための侵攻・・・・・・

国民の反応は様々だった。そのまま受け取るものもいれば笑い飛ばすものもいて、陰謀論だと吹聴するものもいた。

公表後、とある場で新聞社のピュレとロイはハンジ、リヴァイと語り合う。そして、ロイは自分たちの未来の不安に打ち震える。かつて我々が巨人を憎んでいたように、我々も憎まれる立場になっていたことに。繰り返される無限の憎しみに。


勲章式

ヒッチが104期に話しかけてくる。

「やぁ英雄たちよ。勲章もらうの見に来たよ」

「そうか・・・マルロは最後まで勇敢だったよ」

「・・・うん」

「そうだろ、フロック?」

「あぁ・・・マルロは俺と同じ急募入団の新兵で、その中でもよく俺たちをまとめてくれた・・・現場は全滅寸前まで追い詰められたが、あいつだけは鼓舞し続けた。あいつはすごい奴だったよ」

「知ってる・・・だから私の言うことなんて聞かないんだろうね」

「でも最後はあそこに行ったことを後悔しただろう」

「ありがとう。式でヘマしたら笑ってやるから」

「おい!何でそんなことを」

「でも・・・誰かが本当のことを言うべきだろ」

「・・・君がエルヴィン団長を生き返らせようと必死だったことは知ってる」

「そうだ・・・お前じゃなく団長が相応しいと思った。でもそれは俺だけじゃない。報告書を読んだ誰もがそう思った。何でエルヴィンじゃないんだって・・・」

「お前がアルミンの何を知ってるっていうんだ?」

「知らないな。でも何で選ばれたかは分かる。お前ら二人とリヴァイ兵長が私情に流され、合理性にかける判断を下したからだ。要は大事なものを捨てることができなかったからだろ?」

「なぁ・・・お前そろそろ黙れよ」

「エレン・・・お前って腹の底では自分が一番正しいって思ってんだろ?だから最後まで諦めなかった。聞き分けのねぇガキみてぇに・・・その点ミカサはまだ大人だった。最終的には諦めたんだから」

「おい!急になんだってんだよ!」

ジャンが仲裁に入る。

「フロック、これから死んだ仲間を弔おうって式の場なんだぜ?」

「何で終わった話を蒸し返すんだよ!?」

「お前らもただ見てただけだったよな。何の勲章だ?誰を弔う?これから補充する調査兵団には本当のことを言えよ!?俺みてぇな腰抜けが間違って入ってこねぇようにな!!エルヴィン団長なしでこれからどうするつもりなんだよ!?そりゃ俺みてぇな雑魚・・・使い捨てるくらいしか使い道もねぇだろうが・・・そんな雑魚にだって値踏みする権利くらいはあるだろ!?」

「・・・フロックが正しい。エルヴィン団長が生き残るべきだった。この状況を変えることができるのは僕じゃない」

「何でそんなことが分かるんだよ?俺にはわからないな。正しい選択なんて。未来は誰にも分からないはずだ。大体お前は見たのかよ?壁の外を。壁の外には何があるんだ?」

「・・・海」

「そうだ・・・海がある。でもまだ見てないだろ?俺たちはまだ何も知らないんだよ。炎の水も氷の大地も砂の雪原も。可能性はいくらでも広がっている!きっと壁の外には自由が――」

「おいがきども、時間だ。並べ」


(地下室にあったものは何だ?希望だったのか?絶望か?敵は強大だった。このまま何も変わらなければまたあの惨状が繰り返される。何かを変えることができるなら自分の命ぐらいいくらでも捧げてやるのに・・・俺にはヒストリアを犠牲にする覚悟がない・・・どうすればいい。こんなこと・・・誰にも・・・)

勲章式の最中にエレンは思考している。エレンがヒストリアの手に触れると、電流が走った。

「私は壁の外から来たエルディア人、あなた方と同じユミルの民です。壁の王よ!!今すぐ壁に攻めてきた巨人(超大型巨人など)を殺してください!!妻や子供たちが!!壁の民が食われてしまう前に!!」

フリーダの目つきが変わる。


「エレン?」

エレンは険しい顔を浮かべる。


――雪が降る季節、巨人の音は聞こえなくなった。積もった雪が溶け出す頃、兵団は「ウォール・マリア内の巨人は掃討された」と発表した。トロスト区から昇降機が開放され、舗装事業が開始した頃には草花が芽吹き、蝶が舞っていた。シガンシナ区の入植が許可されたのはトロスト区襲撃から一年が経過する頃であった。この日、調査兵団は6年ぶりとなるウォール・マリア外への壁外調査を行った。

「お前の読みどおりだハンジ。ウォールマリア内に入っていた巨人がほとんどだった。俺たちは奴らを一年でほぼ淘汰しちまったらしい」

「・・・そんじゃ予定通り、目的の場所を目指すぞ!」

信煙弾が遠方上空に放たれる。

「巨人だ!!やっと現れたか!気をつけろ!!・・・ん?」

巨人は地面をいも虫のようにゆっくりと這っていた。

「・・・動けないのか?」

「あの体で少しずつ這って壁まで進もうとしたんでしょう。とても長い時間をかけて」

「楽園送りにされた俺たちの同胞だ・・・ここから近いぞ」


「間違いない。ここの場所でエルディア人は巨人にされた。そしてあの先に・・・」

防波堤の先を越えると、そこには広大な海が広がっていた。海水を掛け合ってじゃれあう104期。

「うへぇー!?これ本当に全部塩水なの!?あっ!?何かいる」

「おいハンジ。毒かもしれねぇから触るんじゃねぇ」

アルミンやミカサも波の勢いに驚きを隠せないでいる。

「ほら・・・言っただろエレン。商人が一生かけても採りつくせないほどの巨大な塩の湖があるって・・・僕が言ったこと・・・間違ってなかっただろ?」

アルミンは満面の笑みを浮かべて、エレンに問う。

「あぁ・・・すっげぇ広いな」

「うん・・・ねぇエレンこれ見てよ―」

「壁の向こうには海があって、海の向こうには自由がある。ずっとそう信じてた・・・でも違った。海の向こうにいるのは敵だ。何もかも親父の記憶で見たものと同じなんだ・・・なぁ?向こうにいる敵・・・全部殺せば俺たち・・・自由になれるのか?」

エレンは遥か海の向こうへと指を指しながら問う。アルミンの両手の上に乗る貝殻が悲しく囀る。

続く

考察・感想編は別記事として出してます。解説や感想、予想などにご興味がある方、更なる分析をご希望の方はぜひそちらもお越しください。

↓

こちら: 90話 分析【考察・解説】編外部

気になった一問一答

Q.

A.


進撃の巨人の関連情報は随時紹介します。乞うご期待!

シェアする

フォローする

いつもシェアありがとうございます。記事更新の支えとなっています。フォロー大変感謝です!これからも末永くお付き合いよろしくお願いします。m(_ _)m

コメント

コメントはこちらからどうぞ!注意点もお読みになってください。

  • 子供から社会人の方まで男女問わずご覧頂く場所です。節操を守ったコメントを行いましょう。
  • 口論・議論・評価・批判は歓迎ですがきつい言い方になっていませんか?一度深呼吸をしましょう。書き方を変えるだけでイメージがぐっと変わりますよ。
  • NGワードは厳しく設定しています。ふさわしくないワード部分も部分削除する場合があります。伏字も使用しないでください。

コメント一覧

    • 1. 進撃の名無しさん
    • 2017年02月11日 07:13
    • フロックの怒りは、死んだ新兵達の為だろうし解らないではないよ。
      だがリヴァイの選択肢は変わることなくエルヴィンだった。
      しかしいざ注射となったときにエルヴィンが父にうわ言で呼びかけた言葉を聞いて
      変えたんだ。
      エルヴィンの心のなかの苦しみは父を裏切り売ったことにある。
      意識的ではないが結果的に自己の軽はずみな言動が尊敬する父に
      死をもたらした。それがエルヴィンの悔やんでも悔やみきれない
      自己否定につながるんだ。父を結果的に売った子なんだよ。
      ジークとも符号する奇妙な縁を思えばシガンシナ争奪で向かい合う
      壁上のエルヴィンと無垢を従えたジークの図は、象徴的だね。

      父に対する罪悪感で胸を一杯にしているエルヴィンに
      リヴァイは休息をあげたんだよ。
コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット