87話 分析【考察・解説】編

   

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87話の考察・解説編、感想パートです。本編を読んだ方や「87話ネタバレ記事」を読んだ方向けの記事となります。まだ本編をお読みでない方はネタバレに注意してください。

※87話・・・2016/11/9発売の別マガ12月号掲載

難しい問題に直面している

一息ついて
先にこちらの記事を読むことを推奨します。

87話 あらすじ・感想記事

解説・注目ポイントなど

 気になった部分の感想や解説、捕捉などをしていきます。最新話考察はここで浅く広くご紹介しています。単独で別記事で出す場合も。

checkマーレ敵対国の存在

 この世界にはエルディアとマーレ以外にも様々な国が存在している様子で、さらっとマーレ敵対国の存在が明かされてます。当初の予定では、グリシャは「始祖の巨人」の力を奪還後、そちらと手を組む予定だったとのこと。これはエレンたちの今後の展開にも大きく関わってくる可能性があります。

 自分の場合、今までの「進撃の巨人の世界のイメージ像」は世界が完全に崩壊していたイメージでしたが、どうやらパラディ島以外は健在で近代的なイメージ像に変わってきました。

check「巨人の力」はエルディア人(ユミルの民)にしか発現しない

 こちらは前回でもほぼ同様の情報が出てきたのですが、妹の命を奪ったグロス曹長の発言から確定しました。

「巨人の脊髄液を体内に吸収しただけで巨大な化け物になる」

 この発言から、巨人の脊髄液を使えば経口摂取でもどうやら巨人化に至るみたいです。ロッド・レイスでも経口摂取で巨人化したケースがあります。もっとも適切に吸収しないと不完全な巨人化を起こすという説があります。また、彼は巨人の力を扱うことに長けたレイス一族であったためにそのような吸収でも巨人化しやすかったという考え方も。

 さらに皮肉なのは「敵だと思っていた巨人は完全にこちら側だった」というところでしょうか。良くも悪くも、「同族・近しい者同士で争わせてヘイトを自分の目から背けさせる」という概念・手法は昔から現代まで、政治から商売まで幅広く利用されているやり方です。自然的に発生することもあれば、意図的に利用されていることも多々あります。

checkラガコ村での巨人化の事件もこれで説明できるか

 体内に吸収しただけで巨人になるということは、皮膚から吸収しても巨人化できる可能性があります。となると巨人化させられる条件は非常に緩く、ラガコ村での巨人化事件の説明がしやすくなります。ただし、巨人の脊髄液は気化性のものなので、どのように巨人化させられたかの具体性はまだ見えてきません。

checkフクロウの正体はクルーガーだった!

 クルーガーの正体はフクロウでした。陰ながらエルディアを導いてくれていましたが、もっと驚いたのは巨人の力を行使していたことです。

 これは彼もエルディアの血が混ざっていたことになります。ハーフやクォーター、もしくは名誉マーレ人だったと予想できますね。さらにその巨人の力はどのような経緯で手に入れたのかなどの疑問が沸いてきます。それは次回以降に明かされるのでしょうか。

checkカルラを襲った巨人、やはりダイナだった

 因果なことにカルラを襲った巨人はダイナということが確定。さらに「前田敦子似の巨人」や「鎧武者似の巨人」といった懐かしいトロスト区戦ではお世話になった懐かしい巨人たちも登場していました。

checkパラディ島の南に船着場

 こちらも皆様が大方予想されてた通り、南から巨人が来る理由の回答になるものです。つまり、南を目指せばここにたどり着く訳ですね。ただし、船はないと思いますが。

check巨人は海に近づかない習性がある

 こちらも重要な事実。さらっと明かされてましたが、巨人の弱点にも繋がる話です。

 巨人が海を渡れるのかという話題は「進撃の巨人」初期の頃にかなり議論されてきた記憶があるのですが、結局よく分からないまま流されてきました。

 海に近づかないというのはどういう理由なのでしょうか。やはり潮風や塩分濃度に関係が!?河川に対してはどうなのか・・・などの疑問が浮かびます。これを利用すれば、壁を使わなくても巨人領域を調整できる可能性が見えてきます。

checkなんかすんげー長い夢を見ていた気がする

 第一話「二千年後の君へ」で登場したエレンの目覚めの台詞「なんかすっげー長い夢を見ていた気がする」が再び登場。

 ここで映画「インセプション」を思い出しました。人の夢の中へもぐりこんでお悩み解決する映画なのですが、下手したら夢の中から出れなくなるもの。最後に夢の中から脱出劇が始まるのですが、脱出できたのか出来なかったのかは視聴者の解釈に任せるという流れで終わる名作です。

 なんとなくですが、エレンが今まで見てきたものもこれから見るものも記憶の中で見ている世界のような気がして不安になります。とまぁこの辺りまで考えると頭がこんがらっちゃうのでやめておきます。この世界は誰かの記憶の世界とかそういった壮大なオチも有りえるのかなぁと・・・でもここらへんの奇説は嫌われるので考えとくのはやめときます(笑)。

 過去の見てきた作品で内容を予想するというのは既視感に縛られて、作品を中立的に評価できなくなるので好きではないのですが、興味があったら見てもらいたい名作。

 これと関連して気になるのはミカサの頭痛です。こちらも何かしらの記憶と関係があるのかもしれません。

checkエレンとジーク、グリシャの教育差

 スパイとしての教育を熱心にした結果、心が折れたのかジークはマーレに魂を売ることになりました。

 それに反省してか、グリシャがエレンに施した教育は自由的なものだったことが伺えます。結果、グリシャが意図していたわけでもないのに、エレンはグリシャの望む人材に育ってたことがとても印象的です。この相対関係に注目して観察してみると、とても文字にするには難しいくらい深いことが分かります。二人とも反面教師というところは似ていますが・・・。

 そこからフリーダ・レイスに泣きながらマーレとの戦いを所望したのでしょう。しかし受け入れてもらえず、やむを得ずにエレンの願いを叶える布石として、始祖の巨人の力を奪取したものなのでしょう。

 エレンとジークが対話する展開が来た場合、「ジークは弱くてその重荷を下ろしたいから、グリシャから逃げただけじゃねーか!」と罵倒してくれることを期待しています。

総評・次回の予想

 ここからどのように物語りの舵取りを行うのかが非常に気になるところ。ウォールマリア内に巣食ってしまった巨人たちの扱いも今後は考えていかないといけなくなるでしょう。


 そしていつもの次回予想。前回の予想?えぇ、さっぱり当たりませんでしたが何か!


 巨人への対応を検討後、新聞社を使って事の顛末を発表。今後の方針はマーレと戦うか、引きこもるかの是非を民衆に問う!さらにまだまだグリシャの回想も付いて来ます!


 本音を言うと次回さっぱり予想つかないです。

 ということで――それではまた次回にお会いしましょう。さようなら。

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コメント

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コメント一覧

    • 1. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月09日 19:31
    • いつも素晴らしい考察で、感心します。
      ラガコ村の巨人化もですが、獣の巨人と同時に登場した巨人達もどのように発生させたのか、気になりますよね。
      考えがあったら、聞きたいです!m(_ _)m
    • 2. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月09日 20:07
    • ★カルライーター、つまりフリッツ王家末裔のダイナ巨人を食べた巨人たちはどうなったんだろうか?
      ★クルーガーが知性巨人を持ってて、マーレの国からダイナを巨人にして逃した(巨人になれば死ぬことはまずないと言っている)のはエルディアの復権のためか。グリシャはクルーガー他から情報をもらい、壁ドンの日に合わせてレイス家を説得に行った?
      ★グリシャを食べる前から「すげえ長い夢を見ていた気がする」と言った時のエレンは誰の記憶を見ていたのか?
      ★クルーガーは鷲鼻をはじめとする外見や、蹴りを入れるところからアニの父親かとも思えるが、そうすると87話の後にグリシャに食べられてしまってはアニが生まれない。知性巨人の脊髄液を別に保有していてグリシャに渡し他のか?(グリ者がエレンに注射した分も含め)
      考えたらキリが無いな〜〜〜
    • 3. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月09日 20:53
    • ジークは結局毒親よりも、(恐らくは普通に愛情を注いでくれていた)祖父母を守るために密告した、とグリシャは考えてますよ。
       「心が折れた」なんて表現して欲しくないですね。現代日本ならは七歳と言えば小学校一年生の男の子ですよ?管理人さんて、その頃どんだけ心が強かったの?
       七歳の子供に対し親として必要な愛情を注ぐ事なく、危険思想を押しつけ極端な教育をしたグリシャは典型的な「毒親」でしょ。グリシャ自身も、若い頃の自分の、ジークへの接し方に対し深く後悔しているようですし、自覚があるんでしょう。その反省と、カルラとの結婚によってグリシャも変わり、エレンを自由にのびのび育てたんじゃないかな。
       生育環境が違えば、兄弟と言えども性格は違います。少なくとも、エレンがジークと再会したとしても、兄を馬鹿にするなんて見たくないし、思いたくない。エレンは精神的にも確実に成長していまます。対決するとしても、お互い、確固たる信念と決意の元に戦うんだと思います・・
    • 4. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月09日 21:50
    • 3
      私も同じです……、普通……親と写真を撮るのに……笑顔もなく…しょんぼりしたような顔をしてたところや…普通に暮らしたかったお爺ちゃんお婆ちゃんを守るため(ジークからみた…)薄情で肝心なときにしか顔を出して教育をしない両親をマーレの奴等に密告したのは…何となく…自身は親に都合のいい人形と同じ扱いされてるとしか思ってないのかなぁと…。
      あと…個人的な感想ですが…グライスさんが…ダイナさんに片思いしてたのに…途中から入った…グリシャさんにとられた辺りは…どことなく…キース教官とカルラさんの部分にも似てるなぁと思いました…。(グリシャさん…エレンも同じだけど…女難の相の持ち主だよね……。)
    • 5. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月10日 01:10
    • 東洋人の国が存在するのかな・・・迫害されたのは壁内の東洋人ということ?
      ミカサの刺青だったか刺繍だったかが東洋の国との鍵となるのか・・・・同盟くんでマーレと戦うのか?
    • 6. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月10日 03:23
    • なんか、マーレとエルディアの説明の所で、
      「混血する~」みたいな下りで、民族浄化云々って書いてあったのが気になっていて、
      だとするなら、現在のマーレ人の中にもエルディア人の血を引く人は、
      結構多いんじゃなかろうか?とか、其処から行くとマーレ人の中にも巨人化出来るのは、
      居るんじゃ無かろうか?とか、そんな事を思う次第。

      後、マーレ人達の云う歴史は『彼等に都合の良い物』の筈だから、事実どうだったか?
      は、まだ分かんないんですよね。。。
    • 7. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月10日 11:45
    • マーレ敵対国がミカサの祖国東洋の国なのではと予想
      そこからアルミンが同盟を結ぼうと奔走するのでは
      民衆に引きこもるか戦うかの是非は問わないのでは?
      自分達が巨人だという事実からして受け入れられる度量のある民衆は極々一部だけでしょうし悪戯に混乱を招くだけだと思います
    • 8. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月10日 15:06
    • この漫画ほんとに20巻くらいで終わる予定だったのか?
      あと記憶を引き継ぐというか、記憶が過去にリンクしてるようにも見れる気がする。
    • 9. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月10日 22:06
    • いつも素晴らしい考察ありがとうございます!
    • 10. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月11日 03:23
    • ひたすらダイナが気の毒だと思った回だった(ジークには毒親だったけど…)
    • 11. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月11日 22:09
    • 壁内でフリッツ王の回りに居たやつらは、自分達の血族には記憶操作は効かない、ということを言ってたが、こいつらはマーレ人ということ?
      フリッツやレイスが壁に閉じこもったのもこいつらに何か弱みを握られて~、という流れ?
    • 12. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月12日 01:09
    • マーレには電話あるのかな?
      東洋の国との亡命の段取りの連絡はどうやってたんだろ?
      真のフリッツ王は東洋の国にいてたりして・・・
    • 13. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月12日 23:27
    • 3~4mになるように調整するって言ってたよね。結構人の思い通りになる力なんだね。
    • 14. 進撃の名無しさん
    • 2016年11月18日 15:13
    • 奇行種も何か意図した命令をされて動いてたのかな。ダイナ巨人がカルラを食ったことも偶然じゃないとか?
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