85話の考察・解説編、感想パートです。本編を読んだ方や「85話ネタバレ記事」を読んだ方向けの記事となります。まだ本編をお読みでない方はネタバレに注意してください。
※85話・・・2016/9/9発売の別マガ10月号掲載
先にこちらの記事を読むことを推奨します。
気になった部分の感想や解説、捕捉などをしていきます。最新話考察はここで浅く広くご紹介しています。単独で別記事で出す場合も。

アルミンの夢の中で、超大型巨人が涙を流しながら意味深にアルミンを見つめます。
今のところ演出的なシーンでそこまで深い意味はないと思っておりますが、今後も夢の中でベルトルト(超大型巨人)が度々現れる展開が予想できます。

今回の戦いで生き残ったのはエレン、ミカサ、アルミン、リヴァイ、ハンジ、コニー、ジャン、サシャ、フロックの9名。
調査兵団は大きな深手を追いました。今後人材の補給という展開が考えられますが、実績を得た以上は調査兵団の権威・権力・支持率も上がることが予想されます。とはいえ生存率の低さから募集しても簡単に人は集まりません。
ではどうするのかという疑問。消去法で憲兵や駐屯兵から人材を吸収・徴収・レンタルする形になるかもしれませんし、憲兵や駐屯兵自体が調査兵団の指揮に下る可能性も。

ハンジはエルヴィンが亡くなってからやり場のない気持ちで少し怒ってるようにも見えます。これは本気の予想ではなくそう見えるだけという話です。実際のところは分かりません。

地下室の考察は昔から盛んであり、度々話題になる謎の一つでした。レイス家が密かに使用していた巨大地下空間と繋がっている・・・・・・壁の内外と繋がるトンネルになっている・・・・・・ウォール・シーナまでの通路・・・・・・巨人たちなどの実験素材やサンプルが眠っている・・・・・・宇宙船の操縦室・・・・・・地球の裏側へ通じる・・・・・・巨人たちの国に繋がっている・・・・・・ニブルヘイムがある・・・・・・実は何も無い・・・・・・映画版進撃の巨人みたいな監視部屋がある、などの予想がありました。
そして明らかになったのはグリシャの仕事部屋。そして見つかった謎の3冊の書籍でした。地下室というよりかはその3冊の本がド本命。オーバーテクノロジーである写真も挟んでおり、隠し場所はここにしか無かったというところでしょうか。逆にいえばこの3冊が無ければこの地下室もあまり必要なさそうです。
ところでこの写真はどこから手に入ったかなどは不明で、巨人が解けた時点で既に所持していたものかもしれません。

「これは絵ではない。これは被写体の光の反射を特殊な紙に焼き付けたもの、写真という。私は人類が優雅に暮らす壁の外から来た。人類は滅んでなどいない」
「知ってた」 大体の人はそう答えるでしょう。
意外性があるのが「優雅な人類」という部分です。いまいち壁外の人類がどのような暮らしをしているかは見えてきませんでした。わざわざ襲ってきたり座標を奪い取ろうとしている辺り、壁内よりも厳しい状況に置かれてるというイメージを持ってた人のほうが多いのではないでしょうか。
それが「優雅」と来ています。ただし写真から感じ取れる時代風景は中世~近世という感じで現代レベルほど進んでいるようなイメージではありません。
壁内人類の置かれている状況は単なる「孤立」なのかそれとも「箱庭」なのか。少し見えてきた気がします。
なお、この「優雅」という言葉もグリシャが壁外で暮らしていた時代での話なので、850年時点ではどうなっているかは分かりません。

写真に写る三人家族。
恐らくグリシャ絡みの人間だということは伺えますが、いまいち誰が誰だか分かりません。子供か父親はグリシャではないかという疑問が真っ先に浮かぶことでしょう。しかしエレンたちは写真を見て、これがグリシャだという反応はまだ見せておりません。
絵では判断できない段階なのでこの話は次回に持ち越し。
総評・次回の予想
いよいよ帰還。次回から新章という感じです。
そしていつもの次回予想。前回は「地下室に入る」という安牌予想で的中しましたが、今回の予想は!?
犠牲となった調査兵団の葬式から始まる。英雄エルヴィンを筆頭に死者をしのぶ兵士や国民。リヴァイたちは英雄として讃えられたが、リヴァイは「ちっおもしろくねぇ。負けたら石を投げてきて勝ったときは褒め称えやがる」といつも以上に不機嫌になっている。アルミンは重くのしかかったプレッシャーでがたがた震えている。
一方、新たに調査兵団団長となったハンジはピクシスやザックレー、ナイルたちとともに本に書かれていた真実を語る。新聞社にもこの事実を公開。
今後の調査兵団の活動について、壁外侵攻に舵を取ることを決意する。ドンッ
ということで――それではまた次回にお会いしましょう。さようなら。