83話(あらすじ・感想など)記事

   

タグ:  

 83話のあらすじ&感想記事です。

 別マガ2016年8月号掲載。単行本派の方はネタバレご容赦ください。

 アルスラーン戦記のクリアファイル特典付き♪

ざっくりと要約
  • エレンとジークが対峙、ジークの顔にグリシャの面影を見る。
  • リヴァイに追われているジークはそのまま敗走する。その際にライナーは奪還された。
  • アルミン、息だけは何とか吹き返すもこちらも瀕死寸前。
  • モブ新兵が瀕死寸前の団長をリヴァイの下へ連れてくる。
  • リヴァイ、注射をどちらに使うか・・・究極の選択に迫られるもエルヴィンを選ぼうとする。
  • エレンとミカサがリヴァイに怒りの威圧。ただならぬ空気でモブ新兵戸惑う。

~続く~

ここでチェック!image一言感想

 リヴァイ兵士長とジーク戦士長の戦いは決着つかず。痛み分けとなりました。ざっくり見た限りでは戦闘自体はほぼ終了したような流れで、ジーク側はウォールマリアから退却の準備を始めている感じです。

 焦点はベルトルトの処理と注射をアルミンかエルヴィン・・・どちらに打とうか、という問題にシフトしました。

 これは究極の選択。リヴァイもエレンも私情が入ってます。

あらすじ

第83話 「大鉈おおなた

「こうなることは分かってたはずなのに・・・お前に頼るしかなくて・・・お前の手柄だよ・・・アルミン、お前はどうして逃げないんだよ・・・」

 爆発音。それは遠方に何者かが壁の上から飛び降りてきた音だった。四足の巨人とその背中には老人が乗っている。目が交差した瞬間、それはすぐにこちらに向かってくる。エレンもそれに反応してベルトルトの首に剣をあてがう。四足の巨人はあっという間にエレンの目と鼻の先にまで距離を詰めた。

「それ以上近づいてみろ!!こいつを奪われるくらいならころすからよ」

(こいつ・・・目の周りに巨人化の跡が・・・獣の巨人か!?)

「お前がエレン・・・イェーガーか?」

(ダメだ。こいつだけでも――)

 刃をベルトルトの首に沈める。血が噴出す。

「全然親父と似てないな・・・」

「・・・なに・・・?」

「信じて欲しい。俺はお前の理解者だ。俺たちはあの父親の被害者・・・お前は父親に洗脳されている」

 エレンを哀れんでいるような目。その顔はどこかグリシャと似ていた。

「父・・・さん!?」

 ジークが壁の上のリヴァイの存在に気づく。

「!!おい・・・!?嘘だろ!?ここまで追ってきやがった・・・化け物め」

 リヴァイが飛び降りてくる。

「あぁ・・・わかったよリヴァイ。痛みわけで手を打とう。ベルトルト。悪いが・・・お前はここまでらしい・・・エレン、いつかお前を救い出してやるからな」

 ジークを乗せた四足はその場を去っていく。

「は・・・!?逃げた??」

 直後にリヴァイがエレンのもとへ到着する。

「兵長!!」

「今のでガスが完全に切れた。奴を追う。ガスと刃を全てよこせ」

 そのそばでアルミンが「ゴホッ」と息を吹き返す


「ライナー。この左胸に入ってた鉄のケースはなんだい?君が手足を切り落とされる前・・・最後の力で取り出そうとしたものだぞ。自決用の薬?それとも爆弾か?」

「・・・ユミルの・・・手紙だ・・・クリスタに必ず・・・渡してほしい・・・」

「・・・中身を改めてからね」

 ハンジは懐に手紙をしまうと剣を抜いた。

「さて・・・聞きたいことは山ほどあるんだけど・・・君の口も鎧のように固そうに見える。君は・・・私たちが知りたいことを教えてくれるかな?」

「いいや」

「・・・ありがとう。覚悟が出来てて助かるよ」

「待ってください!!」

 ジャンが慌てて静止する。

「いいんですか?その力・・・奪えるかもしれないのに――」


 エルヴィンの言葉が脳裏に蘇る。

(この注射を打った人間は巨人になる。諸君ら兵士に知らせた通り、巨人の正体は人間であったと考えられている。今日説明するのはこの注射薬のもっとも有効な活用方法についてだ。この薬を使えば、『超大型巨人』や『鎧の巨人』、『獣の巨人』らの力を奪うことができる。その術とはこの注射を打たれたものが巨人となり、巨人化できる人間を食らうこと。そうすることで我々の誇るエレンのように巨人の力を操る人となるのだ。ここにいる全員にそれを担う可能性と覚悟を求める。今作戦の優先目標が知性を持つ巨人の死滅、並びにウォール・マリア奪還であることに変わりはない。だがもし条件がそろい、可能であれば積極的に巨人の力を奪いたい。それが果たせれば、力や情報を得られるばかりではなく、瀕死の人間をも蘇らせることができる。つまり、注射を打たれる者は重傷者が優先される。もし巨人の力を持つ敵を捕らえ、四肢を切断した後に安全が確保されたならリヴァイ兵士長を呼び求めよ)

「私は条件が揃ったとは思わない。今はリヴァイやあちらの状況が分からない。それを確認する時間も余裕もないと思うね。なぜならこいつらの底力は我々には到底計り知れないからだ。首をはねてもまだ安心できないよ」

 刃を喉もと深くに沈める。

「ハンジさんらしく・・・ないですね。分からないものは分からないと蓋をして、この先どうやったら俺たちは巨人に勝てるんですか?」

「ジャン・・・」

「俺たちが敵を計り知れるようになるのは・・・いつですか?」

「・・・ミカサ。ガスはあとどれくらいある?」

「もうほとんど残ってません。ですがエレンとアルミンの元への片道分はあります」

「私よりはあるな・・・ミカサ。すぐにエレンたちの状況を見てきてくれ。そしてガスを補給し、リヴァイから注射薬を貰ってこい。何らかの理由でそれが叶わない場合には信煙弾を撃て。それを合図にライナーを絶つ」

「了解です」

 ミカサが飛び立つ。

「・・・ハンジさん、俺は・・・」

「私の判断だ。君のは判断材料」

(俺は・・・なんだ?まさかこの期に及んで・・・)

「しかしどうする?」

「はい?」

「巨人になるとしたら・・・命に別状はないが重傷を負ったサシャか。もっと・・・相応しい誰かか・・・」


 ミカサはこの場を見て頭に手を当てる。

「やった!!やったぞ!!アルミンが息を吹き返した!!」

 かすかな呼吸音がアルミンの口から聞こえる。

「がんばれ!!もっと息を吸え!!」

「!?アルミン?」

 ミカサは変わり果てた姿の人間がアルミンだと気づく。頭痛が走る。

「兵長!!注射を早く!!」

 リヴァイの様子が少しおかしい。しかし、その表情は巨人の血の蒸発で中々伺えない。

「アルミンを巨人にして・・・!!ベルトルトを食わせるんですよ!!早く注射を下さい!!」

「・・・あぁ」

 何かあまり乗り気ではない。

 ミカサは状況を受け入れられないまま、ハンジの指示通りに信煙弾を放つ。

 それと同時にハンジに四足の巨人が向かう。信煙弾に意識を一瞬奪われ、反応が遅れる。

「ハンジさん!!」

 ジャンがハンジの窮地を救い出すも四足の巨人によってライナーが奪われてしまう。コニーが追いかけようとするもハンジが静止する。

「コニー!!追わなくていい!!もうガスはわずかしかない・・・返り討ちにされるだけだ・・・」

「くそお!俺のせいです・・・俺が取り返しのつかないことを・・・」

「私の判断だと言ったろ。エレンたちと合流しよう」


「やっと追いついた・・・」

 モブ新兵がエルヴィンをおんぶして屋根に上ってくる。

「エルヴィン団長が重傷です。腹がえぐれて内臓まで損傷してるため・・・血が止まりません・・・例の注射が役に立てばと思ったんですがどうでしょうか?」

「・・・え?」

 リヴァイはたった今手渡そうとしていた注射のケースを胸元に戻す。

「兵長?」

 リヴァイはエルヴィンの喉元に手を当てる。

「・・・まだ息がある。まだ・・・生きてる」

 エレンとミカサの鼓動が脈打つ。

「この注射はエルヴィンに打つ」

 すかさずエレンはリヴァイの目と鼻の先に立ちはだかる。エレンの目は怒りと悲しみと涙に満ちている。

「さっきアルミンに使うって・・・」

「俺は人類を救えるほうを生かす」

「え・・・!?え!?」

 新兵は何が起きているのかを理解できていない。

 哀愁を浮かべるミカサは剣を抜く。


「ライナー・・・お前は運が良かったね」

続く

考察・感想編は別記事として出してます。解説や感想、予想などにご興味がある方、更なる分析をご希望の方はぜひそちらもお越しください。

↓

こちら: 83話 分析【考察・解説】編

気になった一問一答

Q. コニーの髪は誰が刈る?

A. こだわりを持って自分でやっているみたいです

 「進撃!巨人中学校」最終回お疲れ様でした。


進撃の巨人の関連情報は随時紹介します。乞うご期待!

シェアする

フォローする

いつもシェアありがとうございます。記事更新の支えとなっています。フォロー大変感謝です!これからも末永くお付き合いよろしくお願いします。m(_ _)m

コメント

コメントはこちらからどうぞ!注意点もお読みになってください。

  • 子供から社会人の方まで男女問わずご覧頂く場所です。節操を守ったコメントを行いましょう。
  • 口論・議論・評価・批判は歓迎ですがきつい言い方になっていませんか?一度深呼吸をしましょう。書き方を変えるだけでイメージがぐっと変わりますよ。
  • NGワードは厳しく設定しています。ふさわしくないワード部分も部分削除する場合があります。伏字も使用しないでください。

コメント一覧

    • 1. 進撃の名無しさん
    • 2016年07月09日 09:33
    • 11巻の嘘予告でアルミンが巨人化していたので、本編ではなさそう
      そもそも巨人薬のフツウノキョジンて、本当に普通の巨人になるのか?
      ロッドのサイキョウノキョジンが奇行種化してたから、今回もそうなる可能性あるかも
    • 2. ドキドキしながら進撃
    • 2016年07月10日 10:42
    • 無い展開とは思うけど、もしサシャに注射を使ったら、ものすごい奇行種になりそうで……それはそれで楽しそう。

      でも、万が一にも無い展開ですよね。
コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット