80話(あらすじ・感想など)記事

   

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別マガ表紙

 更新数が減ってて申し訳ないです。80話のあらすじ&感想記事行ってみましょう。

 別マガ2016年5月号掲載です。単行本派の方はネタバレご容赦ください。

 クリアファイルとPS用ゲーム「進撃の巨人」用の追加コスチュームが付いてくる!

ざっくりと要約すると
  • アルミン側、相変わらずピンチ&ライナーまで復活して完全詰み状態
  • エルヴィン人生最後(?)の愚痴。自らと新兵を囮に犠牲にする作戦で猿に特攻を挑む
  • 一方、リヴァイは周囲で取り囲んでる巨人を使って、単独で猿に近づく作戦

~続く~

ここでチェック!image一言感想

 スムーズに読むことが出来ました。今回は打開の流れが見えてくると思いきや、さらなる絶望感が襲います。特に鎧の巨人が歩いてくる姿でシーンをエルヴィンに切り替えるところは非常にうまい演出。

 そして、エルヴィンの人生最後の愚痴というか人間らしさが印象に残る回。死ぬのはともかく「謎の答え」を知る前に死ななきゃいけないのかよ・・・という人間らしさが垣間見えます。それでも共に戦って亡くなった仲間たちを思い返し、最終的には使命を優先するところはやはり団長の器ですね。

 気になるのはエルヴィンの読者ファン層でしょうか。心中穏やかではないように思えます。

 久々に真の絶望感が進撃に帰ってきたという感覚も。今までも危険な状況は度々ありましたが、どこか「どうにかなるんだろうなぁ」感というものがありました。本話にはそれが全くない状態で「進撃でこれが見たかった!」と感じた人も少なくないのではないでしょうか。

あらすじ

第80話 「名も無き兵士」

 超大型巨人に吹き飛ばされたエレンは壁の上でへばっていた。その姿はエルヴィンやリヴァイにも見えている。

「おい・・・あれはエレンか?・・・壁の上にまで吹っ飛ばされたってわけか・・・」


「ありゃさすがに突っ込みすぎた・・・無策で挑めばああなっちまう。何か一発逆転の策でもない限り、全ておしまいだ・・・だからってこのまま殺されてたまるか!!攻撃を仕掛けるぞ!!」

 ジャンがけしかけて、仲間たちと共に超大型に飛び込む。

「奴は雷槍を知らない!!俺とコニーとサシャで気を引く!!その隙にミカサが打ち込め!!」

「了解!!」

 見え透いた陽動とは承知の上だがジャンたちは超大型に挑発をする。背後に回ったミカサは雷槍を放つ。直後にベルトルトの例の熱風蒸気が発せられる。その熱風で立体機動のアンカーは外れ、雷槍さえ跳ね返った。雷槍によるダメージはむしろミカサが負う形となり、104期の一番のエースがそれなりの負傷。傷だらけになったミカサはアルミンに問う。

「何か・・・反撃の糸口は・・・」

「・・・何も」

 そんなぼろぼろになった仲間たちに更なる絶望が襲う。鎧の巨人が現れた。


 一方、エルヴィン&リヴァイ側。

「エルヴィン・・・反撃の手数が何も残されてねぇって言うんなら、敗走の準備をするぞ・・・あそこで伸びてるエレンを起こしてこい。そのエレンにお前と何人かを乗せて逃げろ。少しでも生存者を残す」


「おい!!馬が逃げたぞお前らの担当だろ!?」

 パニックになっている仲間たちに怒るマルロ。

「うるせぇ!もう意味ねぇだろ!?あんなに強かった調査兵団が一瞬で死んだんだぞ!?いくら馬を守ったってなぁ・・・それに乗って帰る奴は・・・誰もいないって!!」

 その一言に新兵たちの空気が静まりかえる。

「理屈じゃ分かってたさ。人類がただ壁の中にいるだけじゃいつか巨人に滅ぼされる。誰かが危険を冒してでも行動しなくちゃいけない・・・誰かを犠牲者にさせないために自分を犠牲にできる奴が必要なんだってな・・・そんな勇敢な兵士は誰だ?・・・そう聞かれたとき・・・『俺』だって思っちまったんだ・・・でもまさか・・・そうやって死んでいくことがこんなに何の意味もないことだなんて思いもしなかったんだ・・・考えてみりゃそういう人たちのほうが圧倒的に多いはずなのに・・・なんで自分だけは違うって・・・思っちまったんだろう・・・」


・・・

「新兵とハンジたちの生き残りが馬で散らばり帰路を目指すのはどうだ?それを囮にしてお前らを乗せたエレンが駆け抜ける」

「リヴァイ・・・お前はどうするつもりだ」

「俺は獣の相手だ。奴をひきつけて」

「無理だ。近づくことすらできない」

「だろうな。だが・・・お前とエレンが生きて帰ればまだ望みはある。大敗北だ。正直言って俺はもう誰も生きて帰れないとすら思っている・・・」

「あぁ。反撃の手立てが何も無ければな・・・」

「・・・あるのか?」

「・・・あぁ」

「なぜそれをすぐに言わない?」

「・・・この作戦がうまくいけば・・・お前は獣をしとめることができるかもしれない。ここにいる新兵と私の命を捧げればな」

 二人はすぐ近くで絶望に浸って泣き出している新兵たちを見やる。

「お前の言うとおりだ。どの道我々はほとんど死ぬだろう。いや・・・全滅の可能性が高い。それならば玉砕覚悟で勝機にかける戦法もやむなしなのだが・・・そのためにはあの若者たちに死んでくれと・・・一流の詐欺師のように体のいい方便を並べなくてはならない。私が先頭を走らなければ誰も続くものはいないだろう。そして私は真っ先に死ぬ。地下室に何があるのか知ることもなくな・・・」

「・・・は?」

 エルヴィンは近くの木箱にため息をつきながら座る。

「俺はこのまま・・・地下室に行きたい・・・俺が今までやってこれたのも・・・いつかこんな日が来ると思ってたからだ・・・いつか答えあわせができるはずだと・・・何度も死んだほうが楽だと思った。それでも・・・父との夢が頭にちらつくんだ。そして今手を伸ばせば届く所に答えがある・・・すぐそこにあるんだ・・・だがリヴァイ。見えるか?俺たちの仲間が・・・」

 エルヴィンの背中にかつての仲間たちの姿が見える。

「仲間たちは見ている。捧げた心臓がどうなったか知りたいんだ。まだ戦いは終わってないからな」

 淡々と話す一方、近くに投石が及び慌てふためく新兵。

「全ては俺の頭の中の子供じみた妄想にすぎない・・・のか?」

「お前はよく戦った。おかげで俺たちはここまで辿りつくことができた・・・俺は選ぶぞ。夢は諦めて死んでくれ」

 リヴァイの冷たい眼光がエルヴィンを睨む。

「獣の巨人は俺が仕留める」

 その言葉にエルヴィンの迷いは清清しいくらいに断ち切られ、瞳に生気が宿った。


「突撃!!おおおおおおおおおお」

「まぁこのまま終わるとは思ってなかったけど・・・特攻か・・・もうちょっと何かあると思ったんだけどな」

「今だ!!撃て!!」

 総員前方に信煙弾を放つ。

「煙・・・?あぁ信号を送るってやつか・・・」

 猿が投手のように振りかぶる。

「来るぞ!!動け!!」


――少し前

「これより最終作戦を告げる!!総員整列!!総員による騎馬突撃を仕掛ける!!当然!!格好の的だ!!我々は目標の投石のタイミングを見て、一斉に信煙弾を放ち!!投石の命中率を少しでも下げる!!我々が囮になる間にリヴァイ兵長が獣の巨人を討ち取る!!以上が作戦だ!!」


――さらに少し前

(何!?俺だけ立体機動で獣に接近しろと!?獣の周りは更地だぞ!?利用できるような木も家もねぇ!!)

(いいや・・・ちょうどいい高さの立体物が並んで突っ立っているだろ?)

 エルヴィンと新兵たちが囮になっている間、リヴァイは周囲に取り囲む巨人たちを伝う。

(巨人を伝って忍び寄り、獣の巨人を奇襲しろ)

リヴァイは兵たちの姿を見て心に思う。「すまない・・・」


――・・・

 作戦内容を聞いて新兵たちは真っ青になり、ある者は吐いた。

「俺たちは今から死ぬんですか?」

「そうだ」

「どうせ死ぬなら・・・どうやって死のうと命令に背いて死のうと・・・意味なんかないですよね・・・?」

「全くその通りだ。全く持って無意味だ。どんなに夢や希望を持っていても幸福な人生を送ることができたとしても岩で体を打ち砕かれても同じだ。人はいずれ死ぬ。ならば人生には意味がないのか?そもそも生まれてきたことに意味はなかったのか?死んだ仲間もそうなのか?あの兵士たちも・・・無意味だったのか?いや違う!!あの兵士に意味を与えるのは我々だ!!あの勇敢な死者を!!哀れな死者を!!思うことができるのは!!生者である我々だ!我々はここで死に、次の生者に意味を託す!!」

「それこそ唯一!!この残酷な世界に抗う術なのだ!!兵士よ怒れ!!兵士よ呼べ!兵士よ!!戦え!!」

 前を走りながら打ちぬかれていくエルヴィンと兵士たちがそこにはいた。

続く

考察・感想編は別記事として出してます。解説や感想、予想などにご興味がある方、更なる分析をご希望の方はぜひそちらもお越しください。

↓

こちら: 80話 分析【考察・解説】編

気になった一問一答

Q. 嘘予告でハンジさんを助けた巨人の名前は何ですか?

A. 彼の亡き後、ハンジが「純一」と名づけました。

 日本人だった!?


 ところで進撃1期でも監督を努め、2期でも努める予定の荒木監督のアニメノイタミナ作品「甲鉄城のカバネリ」がいよいよ放送開始!相変わらずレベルの高い背景や世界観の表現にスチームパンクと見所いっぱいです。アニメで進撃に興味を持った人ならチェックしてみると、アニメ制作というか作り方の癖が同じなので楽しめると思います。


進撃の巨人の関連情報は随時紹介します。乞うご期待!

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コメント

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コメント一覧

    • 1. 進撃の名無しさん
    • 2016年04月09日 22:06
    • エルヴィィィインうわああああああああ
    • 2. 進撃の名無しさん
    • 2016年04月10日 14:49
    • 相変わらず見事なまとめ、いつもながらお見事です。
      80話は本当に凄かった。これこそ神回だと思います。

      ですが、私はひとつ疑問がありまして。
      今は 兵士よ怒れ! 兵士よ「呼べ」! 兵士よ戦え! になっていますが、本来は、

      兵士よ怒れ! 兵士よ「叫べ」! 兵士よ戦え!

      なんじゃないかなと…。コミックスで修正されるかなと思うのですが…
    • 3. 進撃の名無しさん
    • 2016年04月26日 21:04
    • エルヴィン リヴァ 皆 つらい 勝って ぜったい生きて
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