77話(あらすじ・感想など)記事

   

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 ご挨拶が遅れましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

表紙

77話のあらすじ&感想記事です。

別マガ2016年2月号掲載です。単行本派の方はネタバレご容赦ください。

お知らせ:今月号の付録は「かつて神だった獣たちへ」のクリアしおりです。

ざっくりと要約すると
  • マルコが亡くなった経緯の回想から始まる。
  • マルコがライベルアニの会話が聞かれたことにより、巨人のエサにされたことが明らかに。
  • ライベル戦士長による調査兵団vs巨人、前夜(早朝?)の回想も入る。戦士長の名前はジーク。
  • ライナーは頭部が吹っ飛んでいるが生きている。虫の息状態で今にも止めを刺されそうな状態だが、猿の樽トルト投擲により、ライナーのもとへ支援へ向かう、という流れで終わる。

~続く~

ここでチェック!image一言感想

 若干回想がメインの回。

 回想内とはいえ、久々にマルコとアニが見れてファンは「歓喜!」の一言。なんとも懐かしい気分にさせられます。以前、サイン会で諫山先生が「マルコは再び出番がある」という回答をもらえたというネット情報がありましたが、それが今回の話だったものと推測されます。詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ→(マルコの謎の死について、荒木監督が言及

 続いて「ライナー生きてました」という展開ですが、特に驚きはありません。大半の人は「そうだと思った」という感想ではないでしょうか。今回の回想で改めて「同情の余地なし」という感情を抱きました。

 続いて戦士長の名前はジーク。ジークvsリヴァイの展開に期待。すでに名前の考察が出ているのを見かけましたが、考察記事にまわします。

あらすじ

第77話 「彼らが見た世界」

―トロスト区奪還作戦時―

「あれで穴を塞ぐなんて・・・無茶な作戦だ・・・エレンが食われるかもしれない。もしそうなれば何も分からないままだ」

「あぁ・・・いざとなったら俺の巨人で何とかするしか無さそうだ」

 ベルトルトとライナーは民家の屋根の上から、顛末を見守っていた。

「でも・・・作戦が成功したらせっかく空けた穴が塞がれてしまう」

「かまわねぇさ・・・俺たちが5年間探してた手がかりをようやく見つけることができた」

「おい二人とも・・・一体何の話をしているんだ?」

 二人は警戒を怠っていた背後から声を掛けられる。声の主はマルコ。

「“俺の巨人”って何だよライナー?“せっかく空けた穴”って言ったのか?ベルトルト?」

「・・・マルコ」

 ベルトルトとライナーの表情は明らかに動揺しており、マルコもそれを感じ取っていた。

「今の話は冗談だ・・・」

 返す言葉が出なかったライナー。咄嗟に出たのは苦しい言い訳。

「・・・気は確かか!?君らしくないな!?こんな状況じゃバカ言いたくなる気持ちも分からなくないけど!!でも!!今は・・・ほら!?作戦に集中しろよ!?一体でも巨人を引きつけて精鋭班の負担を減らすんだ!!見ろ!巨人が迫ってる!!行くぞ!!」

 マルコは尾根から飛び立つ。ライナーたちに視線をやりながら。

(エレンは巨人に変身した・・・人間は・・・巨人になれる。突然現れて突然消える超大型巨人の正体もおそらく人間ってことになる)

 胸の鼓動が高まる。

(つまり、どこかに人の姿をした敵の巨人がいるってことで・・・それは――)

 突然、マルコは背後からライナーのエルボーを頚椎に受ける。そのまま民家の屋根に叩きつけられて組み伏せられてしまう。

「ラ・・・ライナー・・・何を・・・!?ライナー・・・冗談なんだろ?」

「・・・いいや、マルコ・・・お前は察しが良いから・・・ダメなんだよ」

 ライナーの表情はいつにもなく真剣だった。その表情を見てマルコは彼の本意を理解した。

「ひっ・・・誰かぁああ――」

 叫ぼうにもすぐにマルコの口を塞がれる。そこにアニ・レオンハートが駆けつけてきた。マルコの前に立ちはだかるアニ。助かったと一瞬安堵の表情を浮かべる。

「アニ!!助けてくれ!!」

 彼女の表情は焦燥していた。

「どう・・・いうこと?」

「ライナーがおかしいんだ。助けてくれ!!」

「俺たちの会話を聞かれた。もう生かしておけない」

「ふざけるな!!クソ野郎!!」

 マルコは状況が掴めていない。そんなやりとりに水を差すかのように巨人が現れた。

「ライナー!!巨人だ!!こっちに来る!!」

 ライナーはマルコを壁に叩きつけてアニに命令する。

「アニ!!マルコの立体機動装置を外せ!!」

「・・・!?・・・は!?」

 マルコはまだ状況を掴めずにいた。アニは終始表情に余裕がなく明らかに拒絶的。

「早くやれ!!」

「何で・・・私が?あんたらの不始末だ。ベルトルトとやりな!!」

「いいや、お前がやれ!!」

「だから何で!?」

「お前、さっきコニーを命張って助けてたよな!?なぜあそこでそんな危険を冒した!?この悪の民族に情が移っちまったからか!?違うってんなら今ここで証明してみせろよ!!お前と!!お前の帰りを待つ親父が!!穢れた民族と違うって言うんなら!!今すぐ証明しろ!!」

「ライナー、もうすぐそこまで来てるぞ!!ライナーもう――」

 アニは歯を食いしばり、マルコの立体機動装置を外していく。

「うわぁあ・・・やめろおおおおおおおおおおおアニ!?やめてくれよ!?」

 マルコはライナーの腕で雁字搦めを受けていて動けない。

「何で!?何で!?何で!??何でだよ!???アニ!?」

 マルコは泣きながらアニに問う。彼女は真っ青になっていて決して目を合わせない。

「それでこそ戦士だ。アニ・・・よくやった」

 ライナーは冷徹な表情を浮かべた。

(ライナーどうする?まだだ・・・・・・やるなら集まってからだ)

(そうか――あのときは巨人が集まるのを待っていたのか・・・)

 マルコの装置を民家の窓に向かって投げ飛ばす。硝子は割れて装置は手の届かない場所に落ちていった。ライナー、ベルトルト、アニらはその場をすぐに退散し、走り去っていった。まもなく巨人がうつ伏せになって動けないマルコのもとにやってくる。

「う・・・待ってくれ・・・なんだよ・・・なんで・・・そんなに急ぐんだよ・・・まだちゃんと・・・話し合ってないじゃないかぁあああ」

「ああああああああああああああああ」

 マルコの断末魔が辺りに響く。三人は息を乱し大量の汗を流しながらその光景を見ていた。アニは涙を浮かべ、最後の瞬間は目を閉じた。ベルトルトはその目に涙を浮かべた。ライナーは現実逃避を選んだ。

「オイ・・・なんで・・・マルコが・・・喰われてる・・・」


――調査兵団との衝突前夜。ライナー、ベルトルト、戦士長ら三人が飲み物を啜りながら暖を取っている。

「だからぁ・・・アニちゃんならきっと大丈夫だよ。拷問なんか受けちゃいないって。大体考えにくい話じゃない?俺たちの能力があれば傷ひとつで大概のことは何とかできるんだから。ましてや要領のいいアニちゃんのことだ。どこかに身を隠して、キックの練習とかしてんだよ。どーせ」

「しかし、正体がばれていることは確かなんです」

「へぇーまだ決意が固まってないってこと?そーですか。じゃあこの間決定した事は一体なんだったのでしょうか?もう一度やってもいいんだぞライナー?ただし、次お前がまけたらその“鎧”は他の戦士に譲ってもらう」

「い、いえそんなつもりは・・・」

「じゃあしっかりしようよ。目標は一つだろ?ここで座標を奪還し、この呪われた歴史に終止符を打つ・・・もう終わらせよう。終わりにしたいんだよ。俺たちで」

「分かりました。アニのことはいったん頭から離します。こんな地獄はもう僕たちだけで十分だ。もう・・・終わらせましょう」

 ベルトルトが決意を露にする。

朝日も昇りそうな頃、壁の下から声が聞こえてくる。

「ジーク戦士長」

 声の主は四足歩行の巨人。

「敵兵力多数接近。麓まで来ています」

 それを聞いた三人はカップを互いに打ち付ける。

「勇敢なる戦士たちよ。ここで決着をつけ、我々の使命を果たそうじゃないか」

 一気にカップの中身を飲み干す三人。それを蹴り飛ばして三人それぞれは持ち場へ急ぐ。

「ベルトルト・・・俺とはこれから離れた位置につくわけだ。少しは自分で考えて行動しろよ。俺の指示ばっか仰ぐんじゃなくてな」

「あぁ・・・分かってるよ」

「本当は誰よりも高い脳お力を持ってるはずなのに肝心な所で人任せだ。正直今まで頼りにならなかったぜ・・・今まではな。終わらせるんだろ?ここで」

「そうさ・・・ここで勝って終わらせてやる」

 ライナーは笑みを浮かべる。

「その調子で愛しのアニのもとまで踏ん張ろうぜ」

「だからそんなんじゃ・・・」

「アニだって絶体絶命の窮地に駆けつける野郎が現れれば王子様だと誤認するはずだ。たとえお前でもな。そして・・・クリスタだ・・・」

「・・・あぁ・・・」

「ユミルとの約束だ。絶対に救い出してやるぞ」

「じゃあな頼んだぞ相棒」

 ライナーはベルトルトの背中に拳を突き出して後押しする。

「任せろ」

 それに返事するようにベルトルトもライナーの背中に拳を返した。


 そして現在に至る。

(ライナーが巨人化してしばらく経った・・・奇襲が上手くいかなかったことは分かる。だったら合図はまだかライナー!?そっちはまだ・・・無事なのか!?)


――膝をつくぼろぼろの鎧の巨人。うなじからはライナーの体が露出しているが、頭部は下顎骨を除いて吹っ飛んでいる状態。通常の人間ならまず生きてはいない。

「YATTA!!頭を吹っ飛ばした!!“鎧の巨人”を仕留めたぞ!!」

「ハハっ・・・やったな・・・今まで散々手こずらせやがって。ざまぁねぇな悪党め」

 複雑な表情で毒を吐くジャン。その横でコニーやサシャは涙を流している。

「何泣いてんだてめぇら!?立て!まだ終わっちゃいねぇぞ!!まだライナーを殺しただけだ!!」

 二人の胸倉を掴み上げる。

「泣くな!!俺たちが殺したんだぞ!?」

 一方、ハンジも警戒を緩めていない。

「まだだぞ!!装備を整えて次に備えろ!!」

 ミカサはほっと一息つく。

「アルミン」

「・・・交渉できる余地なんて無かった・・・何せ僕たちは圧倒的に情報が不足してる側だし、巨人化できる人間を捕まえて拘束できるような力もない・・・力がなければ・・・こうするしかないじゃないか・・・これは・・・仕方なかったんだ・・・」

 アルミンの表情は罪悪感に苛まれていた。

「あ・・・動いた」

「え」

 鎧の巨人が「オオオオオオオ」と雄叫びを上げる。

「おい・・・まだ雷槍が食いたりねぇってのかよ!?」

「粉みじんにしてやれ!!」

 一般兵士が追撃の準備に入る。一方、この雄叫びはリヴァイやエルヴィンのもとにも届いていた。

(まさか――)

「これは・・・鎧の叫びか!?」

 その雄叫びを聞いたベルトルトたちも動き出す。

「来た!!合図だ!!」

 猿はベルトルトの入る樽を掴み、思いっきり投げる。それはリヴァイやエルヴィンの頭上も越えて、市街地上空に躍り出る。

「雷槍を撃ち込め!!こうなったら体ごと全部吹き飛ばすぞ!!」

「(さっきの叫び・・・まさかベルトルトを)ダメです!!ライナーから離れてください!!」

「え!?」

「上です!!上から超大型が降ってきます!!ここは丸ごと吹き飛びます!!」

「どこだライナー!?今行く!!」

続く

考察・感想編は別記事として出してます。解説や感想、予想などにご興味がある方、更なる分析をご希望の方はぜひそちらもお越しください。

↓

こちら: 77話 分析【考察・解説】編

気になった一問一答

Q. 諫山先生のカラーイラスト集が発売される予定はあるでしょうか?

A. 担当編集者のバックさん次第です。

 よく言われている話で実際のところは知りませんが、カラー絵(雑誌やコミックスの表紙など)は外注、もしくは違う人が塗ってるようです。もし実際に発売されたとして、諫山先生のカラーイラスト集といっても本人による塗りは期待できないかもしれません。


進撃の巨人の関連情報は随時紹介します。乞うご期待!

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コメント

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コメント一覧

    • 1. 進撃の名無しさん
    • 2016年01月09日 01:13
    • 早速この記事を読ませていただきました!単行本で買っているので今月はどんな内容なのか気になって仕方がなかったです!
      アニ、ライナー、ベルトルトはある意味でとても心が苦しそうに感じます。それでも使命を忘れずに戦士としての責任感が強いライナーはすごいと思う。マルコの立体起動装置を外すアニは張り裂けそうな思いだったのではないかと感じます!ベルトルトの引っ込みやすい性格もよく表れているなあと思いました(笑)
      これからの進撃の巨人の展開がとっても楽しみです。個人的には主人公のエレンがかっこよく活躍する展開になってほしいなあと思います!!

      いつもこのブログ楽しみにしています、どこよりも記事載せるのが早くてびっくりしました(笑)
      ありがとうございました!
    • 2. 進撃の名無しさん
    • 2016年01月09日 16:05
    • 今月の話はキツかった。。 マルコ、、

      猿側の大義も気になる。
      100年前、壁内人類はいったい何をしたのだろう?
    • 3. 進撃の名無しさん
    • 2016年01月09日 20:50
    • 今月色々と気になる箇所や思うところはあったけど、四足巨人さんが思ったよりハッキリ喋ったのに一番ビビったわ
      猿が最初に喋った時も驚いたけど、あいつはまだ見た目からして特別感あるし・・・
      あんな顔してハッキリ発声されたら怖いわ
    • 4. 進撃の名無しさん
    • 2016年01月10日 13:06
    • ユミルを喰ったのが四足巨人という予想
    • 5. 進撃の名無しさん
    • 2016年01月10日 16:22
    • やっぱユミルはもう食われた後か…?
    • 6. 進撃の名無しさん
    • 2016年01月11日 02:22
    • 俺ももしかしたらユミルを食ったやつが四足歩行になったのかなぁとか考えちゃった
    • 7. 進撃の名無しさん
    • 2016年01月12日 22:32
    • 謎を知ってるユミルを殺すというご都合主義酷いな
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