76話(あらすじ・感想など)記事

   

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別マガ表紙

76話のあらすじ&感想記事です。

別マガ2016年1月号掲載です。単行本派の方はネタバレご容赦ください。

お知らせ:今月号の付録は「進撃の巨人」絵馬です。

ざっくりと要約すると
  • エルヴィン葛藤&回想
  • 回想は「悔いなき選択」のシーン
  • エルヴィンの足元にはかつての仲間たちの屍(エルヴィンのイメージ背景)。その中にミケ、ナナバ、ゲルガーの亡骸も。
  • エレンの新必殺、硬質化パンチ!で戦闘中
  • 雷槍は雷のような音を立てるから「雷槍」。中央憲兵が隠していた新技術の一つ。
  • 雷槍がライナーに炸裂。「やったか――!?」

~続く~

ここでチェック!image一言感想

 「雷槍」説明回。

 「エルヴィン葛藤・回想パート」+「雷槍説明」+「ライナーに炸裂。やったか!?」の三部構成です。

 ここで驚いたのはリヴァイ外伝「悔いなき選択」からのワンシーンを逆輸入したというところでしょうか。スピンオフからの設定逆輸入は初めて。例えば、スピンオフで有名な「黒金竹」や「氷爆石」設定は本編では一切語られておりません。アニメからの逆輸入(?)はありましたね(現在公開可能な情報の鉱夫)。

 そして、「雷槍」兵器も活躍。ライナーの硬質の鎧をも砕く威力を発揮。

 最後の一番の見所はライナーが「死んだかも!?」の幕引き。

あらすじ

第76話 「雷槍」

 マルロたちは馬を連れてシガンシナの町の中を駆けている。

「新兵!!残りの馬を西側に移せ!!ディルク班で新兵を援護しろ!!」

 マルロたちを援護するために上空を飛び交う上官の声。

 「どこだマルロ!!どこに馬を繋げばいい!!」

 エレンたちと同期の頼りない青年が頼りなさそうにマルロへ尋ねる。晩餐の時と違って、その表情に一切の余裕がない。

「一箇所に馬を留めるなという指令だ・・・・・・ここじゃない・・・もっと――」

「東から3~4m級!!来るぞ!!」

 話す暇もない。マルロはこのとき初めて巨人を見た。

「あれが・・・・・・巨人・・・・・・」

 上官が決死の覚悟で巨人たちに飛び込む。その刹那、何者かが巨人たちのうなじを一刀両断していく。リヴァイ兵長だ。

「今のうちだ!!急げ!!」

 マルロたちは慌てて馬たちを連れて駆ける。

 「小せぇのをさっさと片付けろ!!【獣の巨人】が動く前にだ!!損害は許さん!!一人も死ぬな!!」

 リヴァイは仲間たちに指示を送る。

「ハッ」

「ハァッハァッ・・・クソ・・・・・・うんざりだ。弱ぇ奴はすぐ死ぬ。雑魚は嫌いだ」 

 リヴァイは息を切らしていた。


 エルヴィンは壁の上から状況を静視していた。

(3~4m級に苦戦し数箇所で負傷者を出している・・・今の調査兵団には以前のような力はない・・・だがそれだけの損害がなければここまでたどり着けなかった)

「君は死にたくなかったのだよ。人類よりも個人を優先させるほど」

 ザックレーの言葉が脳裏に過ぎる。

(訓練兵時代はよく自分と父の考えた仮設を仲間に話していた。調査兵団に入ってそれを証明してみせると。だが調査兵になった途端、なぜか誰にもその話をしなくなった・・・いや、違う。なぜかではない。私は気づいていた。私だけが自分のために戦っているのだと。他の仲間が人類のために全てを捧げている中で、私だけが・・・・・・自分の夢を見ているのだ。いつしか私は部下を従えるようになり、仲間を鼓舞した。人類のために心臓を捧げよと・・・そうやって仲間を騙し自分を騙し、築き上げた屍の山の上に私は立っている)

悔いなき
ナナバ・ゲルガー・ミケ

 エルヴィンの足下には無数の仲間たちの亡骸の山が出来ていた。ミケやナナバ、ゲルガーがこちらを恨めしそうに見る。

(・・・それでも脳裏にちらつくのは地下室のこと。この作戦が失敗しても死ぬ前に地下室に行けるかもしれない。グリシャが残した地下室・・・世界の真相に――)


 エレンとライナーの激しい攻防は今もなお続いていた。飛び交う拳とその応酬。エレンの硬質化パンチは鎧の巨人にとても効果的でライナーを苦しめていた。

(実験の甲斐があった。この拳なら戦える!!硬質化は一点に凝縮させるとより強固になる。奴の全身に張り巡らせた鎧なら薄氷みてぇに砕ける!!)

 ライナーがエレンの足を掴み、そのまま振り上げて地面に叩きつける。そのまま追撃でエレンの頭部に思いっきり拳を叩きつけるライナー。エレンは間一髪でうなじに当たらないように避ける。


「この鉄の棒が新兵器・・・?」

「せめて槍と言ってくれよ。技術班は要望にこたえてくれたんだ。中央憲兵が隠し持っていた新技術を導入してね。要望とは【鎧の巨人】に対抗できる武器が必要ってことだ」

 ハンジが快活に話す。

「私たちの刃は【鎧の巨人】に無力だった。私たちはエレンと鎧の戦いを眺める事しかできなかった。今のところ、鎧の巨人に対抗できる攻撃手段はエレンの絞め技や関節技、それと【硬質化パンチ!】も期待できる。しかしそれだけで作戦を達成するのは困難だろう。我々は何よりも壁の破壊者であるライナーとベルトルトを殺さなければならないのだから」

「・・・それでその槍を【鎧の巨人】に刺そうって言うんですか?」

 ミカサが口を開く。

「見たほうが早い。外に行くよ」


 ――鳴り響く轟音。大木の幹が折れる。

「雷が落ちたようだろ?威力は見ての通り。だから【雷槍】って呼んでる。ただ実際に仕留められるか撃ち込んでみないことには分からない。弱点もある。こいつを鎧に食らわせてやるには工夫しないとね」


 エレンとライナーの攻防は続く。ライナーは追い込まれていた。

(クソッ。やはり俺一人ではエレンを齧り取るまでには至らないか、もはやこの手を使いしか――)

「今だ!!」

(兵士が動いた!?さっきから囲まれていたのは分かっていたが、兵士の刃が何だというんだ。そんなもんじゃ俺には傷ひとつつけられは――)

 ライナーはそのとき初めて兵士たちの手に刃がないことに気づく。一直線に飛んでくる二つの槍。ちょうど鎧の巨人の両目が塞がる形に。槍と繋がっているアンカーを外すとその槍は轟音を立てた。

(やった・・・)

(いやまだだ。雷槍はその破壊力ゆえに撃った本人にまで危険が及ぶ武器。刃のようにして巨人にアンカーを撃ち込めば、飛び込んだ先で巻き添えを食らう――したがって雷槍で攻撃できる条件は目標の周囲に十分な立体物があるときに限られる。雷槍で攻撃できるチャンスはこのような条件下しかない!)

 ハンジは冷静に状況を分析していた。

(今個々で!!決めるしかない!!)

 ハンジやミカサに続いて、ジャン、コニー、サシャたちも雷槍を鎧の巨人のうなじに目掛けて発射する。たくさんの雷槍が鎧の巨人のうなじに刺さると、激しい音がこだまする。その衝撃はライナーにも伝わっていた。鎧の巨人のうなじがむき出しになる。

「やっ・・・やったぞ。効果ありだ!!うなじの鎧が剥がれ掛けてる!!」

「もう一度だ!!雷槍でとどめを刺せ!!」

 ハンジの命令。少し動揺する104期たちに真っ先に口を開いたのはジャンだった。

「お前ら・・・こうなる覚悟は済ませたはずだろ!?やるぞ!!」

 一同は雄たけびを上げながらライナーのうなじに雷槍を撃ちこむ。

最後?

「・・・待っ――待って――」

 雷槍はうなじの中にいるライナーの目と鼻の先に撃ちこまれ、爆発した。

続く

考察・感想編は別記事として出してます。解説や感想、予想などにご興味がある方、更なる分析をご希望の方はぜひそちらもお越しください。

↓

こちら: 76話 分析【考察・解説】編

気になった一問一答

Q. ミカサとリヴァイは体重より華奢に見えますがなぜですか?

A. 「見えない力」が働いてる事の現われ、ってことで。

 アッカーマンは強固な肉体や筋肉などで体重が大きい印象だったのですが、アッカーマン一族の力が関係しているような説明です。もしかしたら“神が宿っている”とか“加護を受けている”みたいなファンタジーオカルト方面の設定なのかも?


進撃の巨人の関連情報は随時紹介します。乞うご期待!

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コメント

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コメント一覧

    • 1. 進撃の名無しさん
    • 2015年12月09日 06:16
    • 5 有難うございました!!
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