74話(あらすじ・感想など)記事

   

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別マガ表紙

74話のあらすじ&感想記事です。

別マガ2015年11月号掲載です。単行本派の方はネタバレご容赦ください。

進撃!巨人中学校が巻頭カラー

ざっくりと要約すると
  • 外門の封鎖は無事完了。
  • ライナーの隠れ場所を見つけるが、リヴァイは仕留め損なう。巨人の力のせいか、完全に命を断つことが出来なかった様子。
  • 猿の巨人&無数の巨人登場で挟み撃ちにされる。
  • 戦闘開始!

~続く~

ここでチェック!image一言感想

ついに人類と巨人側との全面戦争が始まりました!

人類の歴史にとっても、巨人側の歴史にとっても大きなターニングポイントを迎える戦い。どちらが勝利を迎えるのか!?

ということで次回へ続くという流れです。

エルヴィンの命により、アルミンのリーダーシップが芽生え始めてるのが良い感じに思えました。今後の展開のための準備期間という印象です。やはり、幼馴染組に主軸が切り替わっていく展開は嬉しいですね。

あらすじ

第74話 「作戦成功条件」

エレンは巨大な穴が開いた外門の近くで、手を噛み千切る。

直後にまばゆい光が辺りを包み、エレンは巨人と化す。

すぐさまその体を硬質化させ、門の前に張り付くように塞ぐ。

その肉体が完全に硬質化する前に、うなじにいるエレンは自分の意思で巨人の硬質体から抜け出す。

硬質化脱出

巨人の体から抜け出して宙に投げ出されたエレンをミカサが抱きかかえ、壁の上へと戻る。

「敵は!?」

ハンジが周囲の奇襲を警戒する。

「見えません!!」

「くまなく見張れ!!」

警戒は怠らない。次に門を確認する。

「成功です!!しっかり塞がっています!!」

横から確認していた調査兵たちが成功を示す信煙弾を上げる。

「やった・・・」

ひと段落したとはいえ、一同は油断ならぬ表情を浮かべる。

エレンは巨人化した際に外套を失っており、ミカサの外套をもらう。

「調子は!?」

ハンジがエレンの消耗を気にかける。

「問題ありません。訓練どおり次もいけます!」

「では内門に向かう!!移動時を狙われぬよう、しっかり顔を隠せ!!」

兵たちは現在地から反対側にあるシガンシナの内門側へと駆け出す。

「本当に塞がったのか?こうもあっさり?」

あまりにすんなり行き過ぎて、エレンは逆に疑問を持ったらしい。

「あなたがやった。自分の力を信じて」

ミカサがエレンに自信を持たせる。

「あのときの穴が・・・」

「まだだ」

リヴァイはまだ終わっていないことを強調する。

「奴らが顕在なら何度塞いでも壁は破壊される。わかってるな?ライナーやベルトルトら、全ての敵を殺しきるまでウォール・マリア奪還作戦は完了しない」

エレンの表情が力強くなる。

「当然・・・わかっています」



外門の反対側ではエルヴィンの隊が待機しており、穴が塞がる様を遠方から眺めていた。

「襲ってこない・・・敵は俺たちの強襲に対応できてないのか?」

エルヴィンの傍にいる副官がぼやく。エルヴィンはその問いに答えない。

「調べてきました!」

アルミンがエルヴィンに報告する。

コーヒーの説明

「地面には野営用具が一式散乱しています。紅茶のようなものを飲んでいたようです。ポットは冷め切っていました。そして、ポットの中身の黒い液体が注がれた跡があるカップ・・・それが少なくとも3つ。少なくとも三人が壁の上にいたようです」

「三人だと!?」

副官が声を荒げる。

「鉄製のポットが冷め切っていたのか?」

エルヴィンはアルミンに確認する。

「はい」

「それはおかしい・・・我々は全速力でここに到達した。ここから我々の接近に音や目視で気づいたのなら少なくとも2分前が限度のはず。使用直後のポットが2分で冷めるはずが無い」

エルヴィンは続ける。

「敵は少なくとも5分以上前に我々の接近を知る何かしらの術を持ち、我々の接近に備える時間も十分にあったというわけだ」

「つ、つまり壁の上にいた三人以外の斥候が存在して・・・いやもっと大勢の敵が潜んでいると想定すべきで・・・」

アルミンの表情には明らかに動揺が写っていた。

「今は敵の位置の特定を第一とする。アルレルト。君はその頭で何度も我々を窮地から救い出してくれた。まさに今その力が必要な時だ。兵士を動かし、内門周辺に敵が潜んでいないか探り出してくれ」

エルヴィンは片手を挙げて周囲を探っていた隊の兵士を召集させる。

「周囲に異常は見当たりません!!」

「これよりアルミン・アルレルトの指示に従い、捜索を続行せよ」

エルヴィンの命に少し戸惑いを見せる兵士たち。しかしすぐに返事を返す。

「了解!!」

兵士たちの視線の矛先はエルヴィンからアルミンに切り替わった。命令を乞う兵たち。アルミンは咄嗟の命により、焦りの表情が見られる。冷静に振舞おうとしているが、それでも動揺は隠せない。

「壁は隅々まで調べ上げたぞ!!さぁ指示をくれアルレルト!!」

「・・・区外区内の二手に分かれて、内門周辺の建物を調べ上げてください。何かあれば音響弾で報せを・・・お・・・お願いします・・・」

「了解!!」

兵士たちは散り散りに飛び去っていく。

「・・・また大きく賭けたな」

副官はエルヴィンに言った。アルミンの命令の内容のことではない。エルヴィンがアルミンに任を預けたことだ。

「実績を見て判断した。彼は我々の大きな武器のひとつだ」

「エレンたちが来るぞ。どうする?敵を見つけるまで作戦は中断か?」

「続行する。この敵地で長居は出来ない。長期戦となれば勝機は薄い。短期決戦のみに活路が残されている。それも敵の思惑通りというなら、それに付き合うのも手だろう」

エルヴィンは左腕のほうに視線を落として呟く。

「隠し事があるのは彼らだけではないからな・・・」



捜索が続く中、アルミンは内心焦っていた。

(・・・どうしよう。もうエレンたちが内門を塞ぎに来る。敵がどこにいるかも分からないのに・・・)

アルミンの推理が続く。

(何で敵は穴を塞がれても出てこない?やっぱり「硬質化」で巨人の力を使わせ、エレンが疲弊したところを狙うため?)

(そうならその直後にエレンを狙うため、この近くに潜んでいるはずなんだ・・・でもこんなに捜しても見つからない)

(まずい・・・どうする・・・失敗したら・・・もう本当に後が無い。終わりなんだ。何もかも)

(団長は作戦を止めないだろう。敵に絶好の機会を与えることになっても迎え撃つしかないんだ。敵に時間を与えるほどこちらは不利になるから・・・・・・)

(分からない・・・敵はいつも有り得ない方法で僕らの予想外から攻めてくる。僕らが不利なのは・・・いつだって僕らが巨人を知らないからだ。いつも)

ふと脳裏に浮かんだのはストへス区の壁の中にいた巨人。

アルミンは音響弾を放つ。アルミンの下に兵士たちが集う。

「アルレルト、見つけたのか!?」

「敵はどこだ!?」

「まだです!!全員で壁を調べて下さい!!」

「壁はもう調べたと言ったろ!!どこにも隠れられる場所は・・・」

「壁の中です!!」

一瞬、兵士たちの間に沈黙が流れる。

「壁の中!?」

「はい!!きっと人が長い間入っていられる空間がどこかにあるはずです」

「なぜそれが分かる!?」

「・・・勘です」

当然兵士たちは複雑な表情を浮かべる。

「お前今がどういうときだか分かっているのか!?そんなことにかける時間は・・・」

「し、しかし敵は!!いつだってありえない巨人の力を使って、僕たちを追い込んできました。誰でも思いつく常識の範疇に留まっていては・・・到底敵を上回ることはできないのです!!」

アルミンと兵の口論に割ってはいるかのように、エルヴィンが目の前で作戦中止の赤の信煙弾を放つ。


内門に向かっていたエレンやミカサ、ハンジのいる隊はそれを確認し、壁上待機に移る。


「時に厳格に。時に柔軟に。兵士の原理原則に則り、最善を尽くせ。指揮系統を遵守せよ。我々は勝利するためにここに来たのだ」

エルヴィンが静かに、しかしとても重く言葉を発した。

「再び二手に分かれ壁面の調査を!!扉の上部から入念に・・・捜索開始!!」

アルミンは兵士たちに強く命ずる。

「了解!!」

兵士たちも覚悟を決めて散開していく。

兵士らは壁の上から下まで降りながら剣の打音で確認していく。扉付近を優先的にくまなく捜す。

(いつエレンが壁を塞ぎに現れても対応できる位置。常に状況が見渡せる位置・・・)

(そして時が来るまで安全に身を隠せる位置。そんな死角があるとすれば・・・僕らが壁の中の巨人を知っていることを、敵が知らないなら・・・そんな発想はしないと踏んでいるなら・・・)

ある兵士が打音の異音に気づく。空洞がある音だ。

「ここだ!!ここに空洞があるぞ!!」

音響弾が発せられる。それはアルミンから見て隣の兵士からだった。

「あ」

直後に壁の瓦礫が動いて、中からライナーが覗かせる。そして、その兵士を一閃する。兵士の左のわき腹は無残にもライナーが持つ剣に貫かれた。

「ライナー!!」

全員の視線がライナーに集中する。

アルミンは剣を抜き、ライナーに構える。ライナーもすぐさま構えようとするが、視線をアルミンから外す。

リヴァイだった。リヴァイの右の剣はライナーのうなじを貫く。完全には断てなかったが、通常の人間なら確実に死に至るほどの深さだ。

追撃でさらに心臓を一突きする。

リヴァイはライナーの眼を確認する。ライナーの眼はじっとこちらを見据えている。その眼差しは一切戦う意志を失っていない。

リヴァイは悔やむ表情を浮かべつつもライナーを蹴り飛ばした。そのままライナーは地面に放り出された。

「兵長!?」

「クソッ!!これも巨人の力か!?あと一歩・・・命を断てなかった・・・」

ライナーから光が発せられ、鎧の巨人へと変身する。それを見たエルヴィンも咄嗟に命令を出そうとする。

「周囲を見渡せ!!他の敵を捕捉し―」

それは背後の轟音によってすぐ遮られた。

どこからか猿の巨人と無数の巨人たちの軍勢が遠方から現れたのだ。

猿の巨人はその巨体で砲丸投げのように岩石を投げる。それはまるで開戦の合図だった。

投石は内門の近くに落下する。

「外したか・・・」

「いいや、いいコントロールだ。奴は扉を塞いだ。馬が通れない程度にな。まず馬を狙い包囲する。我々の退路を断ち、ここで殲滅するために」

エルヴィンが続ける。

「我々は互いに望んでいる」

「ここで決着をつけようと。どちらが生き残り、人類と巨人共、どちらが死ぬか」

続く

考察・感想編は別記事として出してます。解説や感想、予想などにご興味がある方、更なる分析をご希望の方はぜひそちらもお越しください。記事内容とコメントが分散する形になって申し訳ないです。

↓

こちら:74話 分析【考察・解説】編

気になった一問一答

Q. 立体機動装置は何をヒントに考えたんですか?

A. 『ロックマンDASH』というゲームのガラクタから武器を作る感じが大好きで、そこからヒントを得ました。

まさかここでロックマンDASHという名前を聞くことになるとは夢にも思っていませんでした。とても懐かしいですね。空き缶か何かを蹴りまくって、どこかのお店の中に入れたりするとお金が稼げて(?)ロックマンが黒くなっていくという仕様しかもう記憶に残っていません。

進撃の巨人の関連情報は随時紹介します。乞うご期待!

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コメント

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