【シリウス】Before the fallの第12話「刑戮の荒野」あらすじ&感想

 

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9月26日発売のシリウス11月号掲載、BTF12話あらすじ&感想記事です。

ネタバレになるのでご注意を。

あらすじ

「キュクロくん?」
「一つじゃない・・・二つ・・・三つ・・・いや、もっとだ」

カルディナ・バウマイスターは異変に気づいていなかったが、キュクロだけはその異様な気配に気づいていた。キュクロの育ってきた厳しい環境が影響しているのだろう。

キュクロの予感は当たっていた。

馬車に残っていた囚人たちは巨人の群衆によって、貪り食われていた。そんな細かな状況を知る由もない二人だが、容易にその状況は推測できた。そして、その矛先はこちらの二人に変わったのだろう。

「行きましょう!」
「カルディナ!東じゃない!西だ!!」

西の壁上にゆらめく松明の光のもとへと猛ダッシュで向かう。そして、近づいてくる気配。それはカルディナにも聞こえるはっきりとした地面を踏み砕く足音。

「急げ!!」

とは言ったものの、あの光の下に行っても助かる保証はない。しかし、唯一の希望でもあるその場所の下へと向かうしかない。光に近づくと、フードを被った老いた兵士の姿が肉眼ではっきりと確認できた。先ほど、縄を切るために小刀を忍ばせてくれた兵だ。一本の蜘蛛の糸を下ろしてくれる存在なのか。

「急げ!!巨人が来るぞッッ!!」

その言葉から彼にはキュクロたちを助ける意思があるようだ。壁上から1本のロープが下ろされる。一人ずつ上る余裕はない。カルディナと同時に上ることになるだろう。キュクロは後ろにいるはずであろうカルディナの方へと振り向く。

「カルディナ!!!・・・え?」

カルディナを襲う巨人

今まさにカルディナは巨人の手中に納まろうとしている。後ろを走る彼はキュクロよりも体力がなく、疲れていた。巨人の両掌が必死に走るカルディナをそっと包み込もうとしている。それにカルディナは気づいているのだろうか。といっても次の瞬間には嫌でも気づくことになるだろう。

「奴は無理だ!諦めろ!!!」

老兵がキュクロを止めにかかる。カルディナもまたキュクロと似たもの同士。周りに振り回されてばっかりという境遇。キュクロはカルディナのところへと向かう。見捨てられなかった。

(お互いこんなところで死んでたまるか!!!)

巨人がカルディナを捕まえようとする。が失敗し、カルディナは勢いよく吹き飛ばされる。

「カルディナ!逃げろ!!」
「どこへですか!!」

キュクロが眼でロープの方向へと指し示す。カルディナも1本のロープに気づく。

キュクロはカルディナが逃げる時間を稼ぐために小刀を鞘から抜く。単身、巨人に肉弾戦を挑むために。巨人が掴みかかろうとするその瞬間を狙って、懐へと潜り込む。巨人の足に狙いを定めて斬ろうとする・・・が、そこまで巨人は甘くなかった。手で体ごと押さえつけられてしまう。小刀を口ではさみ、押さえつけている手に斬撃。何とか巨人からの拘束からは逃げ切れた。しかし、中々思うようにはいかない。

カルディナの避難が終わるまではこの戦いは終わらない。彼が現在どのような状況かを把握する余裕はないが、再び巨人に立ち向かう。しかし、健闘むなしく巨人によって締め上げられてしまう。両手も完全に塞がっている。絶体絶命の危機だった。

「ちくしょおお!!」

このままキュクロの命は費えるものかと思われたが、本人にも予想できないことが起きる。カルディナが助けに入ったのだ。彼は自分の衣服で巻いた岩石群を巨人の口に突っ込む。即席の鈍器は効いたらしく、キュクロを噛み砕こうとしていた巨人の前歯は代わりに岩石を噛んでしまい、巨人の歯は根っこから折れ曲がる。巨人はキュクロを放す。破壊には至らなかったが、虚を突くことには成功した。そのチャンスを手にしたキュクロは巨人の足に見事な一撃を入れる。

「走れカルディナ!!動きを止めただけ!時間稼ぎでしかない!」

「何で戻ってきた!!」
「二度までも命を助けてもらった恩人を見捨てたとあっちゃあ、バウマイスター家の名にキズがつくってもんです!」

セリフでは余裕を見せているつもりだが、本人の表情は見たこともないほどの焦燥に駆られている。ロープに一目散へと走る二人。すると二人の側に巨人が降ってくる。間一髪でそれを避ける二人。狙いはかなり正確だった。一瞬、何が起きたのか理解できなかったが、その原因はすぐ判明する。巨人が巨人をキュクロたちに投げつけていたのだ。

巨人砲弾

続く

所感・解説など

今回の話で、カルディナの人の良さが伝わりますね。

彼も十分鍛えられている側の人間ですが、キュクロも極限的な環境で育ってきたわけですから、そこから培った体力には劣るようです。それによって、巨人に一足先に捕食されかけます。しかし、互いを助け合って乗り越えましたね。

巨人砲弾

そして、巨人砲弾という展開。巨人が巨人を投げつけるというものです。これは小説には無かったと記憶しています。原作では、ライナーが巨人を投げつけたりしてましたが、無知性の巨人が無知性の巨人を投げるというのは、原作・スピンオフ含めて今回初めてですね。

小説の一番初めで人間の首を壁の外から巨人が投げつけるという部分がありましたが、こちらの設定は小説版の中でもかなり不評の部分でした。今回の巨人砲弾についても、評判が分かれそうな部分ですね。

不評な理由としては、巨人の知恵性が原作と大きく異なるのではないかという意見が主です。

設定としてはグレーゾーンですが、話としてはこれくらいの味があったほうが確かに面白いので難しいところですね。

※“巨人砲弾”は編集アオリコメントで使用されていた単語です。本編で直接出てきたワードではありません。

※定期の本記事がいつもより遅れて申し訳ないです。都合により、若干遅くなってしまいました。

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コメント

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コメント一覧

    • 1. 進撃の名無しさん
    • 2014年09月29日 23:45
    • 読んで思った「これでいいのか感」ェ・・・・
    • 2. 進撃の名無しさん
    • 2014年09月30日 01:39
    • いつもあらすじを、すっきりとまとめてくださり、ありがとうございます。
      こちらもなかなか話が進みませんね。
    • 3. 進撃の名無しさん
    • 2014年09月30日 09:15
    • スピンオフがどのくらい適当な設定にしているかが分かりやすい話だな。
    • 4. 進撃の名無しさん
    • 2014年09月30日 23:01
    • ↑スピンオフがっていうか、この漫画、かなり余計なシナリオとかを追加してるのが原因かな・・・。
      原作の小説はそんな雑ってか変に余計な設定突っ込んでないし。
    • 5. 進撃の名無しさん
    • 2014年10月01日 07:13
    • このサイトも勢い落ちたな
      誰も書き込まないじゃん
    • 6. 進撃の名無しさん
    • 2014年10月01日 20:35
    • このサイトって言うか、進撃が下火なんじゃないの??
    • 7. 進撃の名無しさん
    • 2014年10月02日 08:14
    • 進撃って言うよりこのスピンオフが下火なんでしょ 原作も王政編でテンション下がってるけど
    • 8. 進撃の名無しさん
    • 2014年10月18日 16:19
    • 無知性が無知性を~ってのはやっぱ無理があるんじゃないかなあ
      こんな器用なことできるんなら無知性って言わないだろうし
    • 9. 進撃の名無しさん
    • 2016年08月24日 23:25
    • 奇行種だな、深く考えたってしょうがない
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