サンスポ発行の空想科学新聞の取材班が自衛隊に取材を行っています。その際に問いかけた質問とその回答がこちらです。
取材班「もし『進撃の巨人』に登場する巨人が現れたら、どのように対処するのか」
自衛隊幕僚本部「巨人のような未知の巨大生物との戦闘は想定しておりません」
空想科学新聞 p.25
えぇ、当然そうなりますよね。むしろ「余裕です!ゴジラとかも行けますよ!」なんて回答があったら困ると思うんです。続いて取材班は陸上自衛隊第一普通科連隊(練馬区)に取材を敢行しています。その取材から得た情報により、エレン達がいる世界の人間視点で説明風の小説を書かれています。
「・・・」俺の名を呼ぶ声にふと目を覚ます。つい眠ってしまった。
「なんだか長い夢をみていたようだ・・・」
目の前には、見たこともない戦闘服に身を包んだ屈強そうな男たちが立っていた。
「記者さん、大丈夫ですか?着きましたよ」
乗り物から降りて、目を丸くしている俺を尻目に男たちは自己紹介を始めた。
「陸上自衛隊普通科連隊の××です・・・」
記憶が混乱している。(そうだ、俺は巨人に追われて・・・)
どうやらここは俺がいた世界とは違うみたいだ。彼らは、日本という国の陸上自衛隊という地上戦の専門家集団らしい。ひょっとして、彼らの話を聞けば、俺たちの世界での「対巨人作戦」に役立つかもしれない。
空想科学新聞 p.26 巨人vs近代兵器 ~2013年の君へ~
このように現実味がある文章で書かれています。すごくシュールで・・・ごめんなさい。初見は大笑いしました。もちろん良い意味で、です!進撃の世界にいる男が自衛隊の人達と出会って、戦力や兵器などを紹介してもらってるというシチュエーションみたいです。
結論から言うと、自衛隊が巨人と戦えるのかというと・・・
自衛隊は巨人と戦うことが可能
とこのように空想科学で結論付けています。もちろんフィクションを踏まえての簡易的なシミュなので、実際にどうなるかは分かりません。しかし、装備などは十分に戦えるポテンシャルを持っているみたいです。
実際に自衛隊は巨人と戦えるのかを考えてみよう!
まず第一に私は自衛隊のことは全然詳しくないので、イメージだけで語ります。自衛隊は確かに巨人と渡り合えるイメージがあるのですが、それは特定の条件が揃っているときだと考えます!例えば、弱点や個体数、存分に戦える環境、市民、治安悪化、反乱因子、世論、政治的問題に大きく結果が左右される可能性があるのではないかと思うんです。
戦力的な問題ではなく、日本の総合的な問題がある
例えば巨人って見た目が人間に近いので、まず現場を知らない人権団体が動くんですね。それが自衛隊にとってあまり良くない影響を与えることがあるんです。
それと弱点!ですね。これを最初から「知っているか知らないか」でかなり犠牲者が変わりますよね!?作中では、弱点を発見するのに30~40年ほどかかっています。これも結構バカにできないです。
あとは巨人に対する避難場所とかがないので市民の逃げ場所がないんですよ!これもまた厄介で・・・人間が多い場所だと・・・色んな意味でやばそうです。
まだまだあります。巨人に対して人権が認められるのかどうか。無差別に攻撃していいのか等もさっさと法律を決めてやらないといけないので、これがまた面倒そう。そもそも巨人って元は人間の可能性が高く、意図的に人間を襲ってるわけではないので・・・本当にそこらへんが大変になりそう。
個体数が多かったり、発生源が分からないと終わり?
仮に上記の問題をクリアしたとしても、発生源が内部的なものだったり特定できなかったら、非常にまずいことになりそうです。一時的に巨人に抗戦出来ても、長期戦になったらもたないでしょう。ライフラインの問題も出てきます。
また、重要拠点や基地内などで巨人が数体発生するだけで大損害を受けるかも。
それでも一番怖いのは人間
確かに巨人って怖い存在には違いないのですが、やはり人間が敵よりかは幾分マシなのかなぁ。やっぱり知性や知能がある生き物が一番恐ろしいですよね。