【説】進撃の世界=ニーア・レプリカント説

   

今回のコラムでは、レプリカント説を解説します。内容のほとんどがニーア・レプリカントになりますが、作品を知らない方向けに書いてますので、お付き合い頂けたら幸いです。

レプリカント説とは、ゲーム「ニーア・レプリカント」の設定と似ているのではないかという説です。作品の意味は「レプリカ(複製)」。2chで時々名前が挙げられますが、他作品ということに加え、知っている人が少ないので深くまで考察されることは滅多にありません。
今回はこの作品を解説、進撃の世界との類似性を探ります。

ニーア・レプリカントとは

2010年4月に発売したスクエニのアクションRPGです。進撃の世界と通ずる残酷さがあり、互いの正義がぶつかり合う寂しい物語です。

人物

ニーア

NIER

主人公。妹のためなら手段は選ばない。

ヨナ

ヨナ

主人公の妹。ただでさえ病弱なのに黒文病を発症。

ストーリー

物語は2053年の夏、崩壊した東京の新宿から始まります。廃墟で兄のニーアが妹のヨナを守るために魔物と戦いますが、謎の病気の末にヨナが力尽きます。

――――― それから1412年の時が流れます。

奇病や魔王によって、人口減少の歯止めが止まらない滅び行く中世的な世界、その中の小さな村で兄妹ニーアとヨナが慎ましく暮らしていました。しかし、ヨナが「黒文病」を発症します。この病は確実に死に至ると言われている病気です。この病気を治すために喋る本「白の書」と共に「失われた言葉」と「黒の書」を探す旅に出ます。

失われた言葉も全て集まり、後は「黒の書」だけというときに、その「黒の書」を引き連れた魔王によって妹ヨナがさらわれます。

――――― 5年後。

青年になったニーアは魔王の行方を掴み、ヨナを取り戻すために魔王の居城へ乗り込みます。道中にニーアとヨナの育ての親、双子のデボルとポポルが立ちはだかります。そこで世界の真実(※後述)を聞かされますが、妹を助けるために二人を倒して魔王のもとへ向かいます。

遂に魔王を倒してヨナと再会します。(そして、世界は終わりを告げます)

エンディング

エンディングは4種類あります。クリアするとヨナがさらわれた5年後のところから周回ループ、それを繰り返すことによって4種類見ることが可能です。また、魔物の言葉が字幕に出てくるようになります。
しかし、最後のエンディングはこのゲームの全てのセーブデータを抹消しないと見れません。

設定

人類=レプリカント(複製体)

慎ましく生きる人達ですが、これらは複製体であり人間ではありません。人間もどきの魂の器です。繁殖能力がないために一定サイクルで作られて生み出されています。いつしか自我・人格を持つようになってしまいます。

魔物=ゲシュタルト(精神体)

魂のみの状態となった人間。器であるレプリカントに戻ることを夢見ています。人の姿をしてませんが人間との共生を望んだりも。しかし、人とのコミュニケーション手段がないために意思疎通が難しいです。ゲシュタルト体をもとに対応するレプリカントが作られているため、魔物を倒すことは人類を減らすことと同義です。日光に弱くて消滅します。

黒文病=魔物の崩壊体

人を襲ってくる魔物の正体は、自我を失ったゲシュタルト体。これに対応するレプリカント(複製体)は黒文病を発症し、死に至ります。崩壊体からレプリカントを再び作り出しても100%発症します。

魔王の正体

1400年前のニーアのゲシュタルト体です。彼は黒の書を手にして、崩壊体化しなかった唯一の存在です。彼のエネルギー(魔素)によって、全てのゲシュタルト体が崩壊体になるのを緩和するシステムになっていました。
しかし、魔王がニーアに倒されたことによりレプリカントとゲシュタルト、共に世界から滅びます。

双子デボルとポポル

デボルポポル

ニーア達の面倒を見てくれた人達ですが、その正体はゲシュタルト計画の監視役のアンドロイド。1000年以上、レプリカントとかかわっていくうちに感情を持ちます。

白の書

白の書

喋る本。ニーアと出会うも記憶を失っており、本来の目的を忘れてレプリカント側につきます。ニーアと共にヨナの黒文病の治療方法を探す旅に。本来の目的は「黒の書」と融合すること。

黒の書

黒の書

白の書と対になる魔王側の喋る本。触れたものをゲシュタルト体に変えます。白の書と融合して、ゲシュタルト体を強制的にレプリカント体に戻すプログラムを発動させることができます。

1400年前の災厄から現在まで

新宿に謎の赤き竜が出現、自衛隊がそれを撃ち落します。しかし日本中に白塩化症候群が蔓延、致死率100%の病気です。やがてそれは世界中に広まります。この病気は一方的に「人間を滅ぼす」契約を結ばれた人間がその契約を破ると発動します。逆に契約を遵守することは化け物になることを意味します。この病気を乗り越えるために、1400年前の人類はゲシュタルト(精神体)になる道を選びました。

現在、白塩化症候群は根絶されています。なので一体化しようとするゲシュタルトもチラホラと。(それもレプリカント側からすると襲っている姿に見えるという)

かなりざっくりした説明ですが、これ以上書いてもきりがないので・・・。
ということで勘のいい人ならお気づきかもしれませんが、進撃の世界観にもある程度当てはめることが出来ます。

進撃の巨人の世界との関連性

あくまでも仮説ということを踏まえて、進撃とニーアを置き換えてみましょう。

置き換えの一例

  • 壁内の人類=レプリカント(人間もどきの複製体)
  • 巨人=精神体、魂(エレンの精神力の強さとも関連?)
  • 座標=魔王 or 白の書
  • 2000年後の君へ=1412年後

例えば上記のような置き換えが考えられます。その他、壁内は巨人化の病気を防ぐためのバイオハザード用の避難先で、巨人になりそうな人間は受け入れなかったという考え方なども。

これらのストーリーや設定などに共通性を見出したのが、レプリカント説の内容になります。
他作品を題材にした説は他にもいくつかあります。映画などではマトリックス(仮想空間)説やヴィルエッジ(人間社会に嫌気をさして逃げた村のお話)説、アザーズ(実はみんな幽霊だった)説、グレンラガン(人口抑制など)説などがありますがそれはまた別のお話。

進撃の巨人の話、ほとんどしてないじゃないですか!

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コメント

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コメント一覧

    • 1. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 01:22
    • 嫌いじゃない
    • 2. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 01:25
    • 懐かしい、レプリカントも好きだったから嬉しい。
      面白いけどなんとも言えないなぁ
    • 3. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 03:46
    • ニーア・レプリカント面白かったな~
      隠れた名作の一つだわ
    • 4. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 04:34
    • もしそうなら思いっきりパクリw
    • 5. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 04:37
    • ナウシカみたいなもんじゃねーか
    • 6. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 04:40
    • 俺はやっぱり初代DODが好き
    • 7. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 09:23
    • ニーアレプリカント、話が重くて途中で辞めちゃったんだけど
      そういう展開になるのか・・・
      クリアしたら欝になりそうだなw
    • 8. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 09:36
    • ニーアめちゃくちゃ切ないんだよな・・・
    • 9. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 10:05
    • 「もう遅ぇんだよ!何もかも!」って発狂する展開が…ニーアの設定でも壊滅状態の新宿をエリコの壁っていう巨大な壁で隔離してたよな
    • 10. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 10:08
    • こういう仮説だすとすぐパクりとか言う浅はかなやつが出てくるのが心苦しい
    • 11. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 10:14
    • 伏線らしきものを全部綺麗に回収するとなると、こういうのやマトリクスとかになるよね
    • 12. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 10:18
    • ニシンの文字とか、謎のロストテクノロジーが残ってるあたりも似てる
    • 13. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 10:55
    • んーまあモチーフとしてはアリなんんじゃない?
      作者もプレイしてないとは限らないし。
    • 14. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 12:56
    • ニーアはにしゅうめからが本番やからな
    • 15. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月01日 15:07
    • スクエニだったらFFXの方が近い感じがする

    • 16. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月02日 01:48
    • でも進撃が始まったのは2009年だからなぁ
      序盤から伏線の連続だったのに2010年の半ば辺りに発売したニーアをパクる隙なんてあったのかな?
    • 17. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月02日 03:28
    • ほかにも実体と非実体のセットみたいな話ってありそうな気が。
      これだと、いろんなキャラに似た巨人がいることの説明はつくね。
    • 18. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月02日 04:46
    • 最新話では、
      人を食べる→巨人化状態から人間に戻る+不老不死?
      みたいなことも言ってるから、
      あながちありえるかもしれない・・・

      エレンはお父さんを食べたんだろうな。きっと。
    • 19. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月03日 07:03
    • ニーアよりナウシカみたいな感じするなぁ進撃は…
    • 20. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月04日 00:08
    • キャビアのゲームは絶望感がいいよね、DODも。
    • 21. 進撃の名無しさん
    • 2013年09月24日 23:11
    • この記事面白い。ニーア最近全クリしたんだけども切なくて本当に泣けた。進撃ファンもニーアやDODをプレイすべき!
    • 22. 進撃の名無しさん
    • 2013年10月05日 01:44
    • ニーアはプレイしてたから共通点がいくつかあってなるほどなあと思えるところがある
    • 23. 進撃の名無しさん
    • 2013年11月12日 10:55
    • 4 黒の書が深紅の書になってる。

      関連性はあると思う。
    • 24. 進撃の名無しさん
    • 2014年05月08日 15:04
    • 黒の書のところが、赤の書の画像だ…(°Д°)
    • 25. 夏ノ雪
    • 2014年05月29日 19:50
    •  




      ―――こちらスカーフェイス 目標に命中
          正体は依然不明 霞ヶ関方面へ落下した模様―――…





      終ワリの始マリ

      あの日、あの瞬間に、終焉の時へと続く扉が開かれた





      2003/06/12
      新宿副都心に謎の巨人と紅い竜が出現。
      巨人は紅い竜との戦闘により崩壊、竜は航空自衛隊スカーフェイス機により撃墜される。
      竜の死骸は政府により回収され研究が開始される。

      2003/12
      新宿を中心として、全身が白く塩化する致死率100%の奇病が発生。
      この時点では感染率も低く、楽観視される。

      2004/02
      なおも新宿を中心として奇病の感染が拡大。

      2004/04
      感染者の中から、狂暴化し非感染者を襲う者が出現。

      2004/06
      白塩化症候群と命名され、感染により「死亡」と「狂暴化」の2種類の症状が出ると発表。

      2004/10
      「新宿封鎖計画」を実行。
      新宿を物理的に封じ込める巨大な壁、通称「エリコの壁」が設置される。

      2005/12
      狂暴化した感染者に対する自衛隊、自警団による駆除が進行。
      白塩化症候群の感染拡大も沈静化を始めたと発表。

      2006
      研究施設へ、竜の亡骸奪取を狙った襲撃事件が発生。

      2007/10
      新宿衛星写真に奇妙な黒点が確認される。

      2008/02
      「エリコの壁」が内部から破壊される。
      壁の内側より、異形の化け物と化した感染者(レギオン)の群れが流出。
      またレギオンの統率者(レッドアイ)も確認され、自衛隊との交戦に入る。


       
    • 26. 深紅ノ敵
    • 2014年05月29日 19:51
    • ‌‌

      2008/05
      関東一帯に白塩化症候群の感染拡大。

      2008/09
      政府機能転移および九州への還都が行なわれる。

      2008/10
      感染およびレギオンと自衛隊の戦闘が本州全域に拡大。

      2009/01
      日本と米国との共同戦線が宣言され、米軍の本土上陸。
      戦況は人類側優勢に。

      2009/03
      「新宿壊滅作戦」として新宿への集中砲撃が行なわれるが戦果は上げられず。

      2009/08/06
      新宿への核攻撃。
      「ヒロシマの悲劇再び」

      2009/08
      新宿に続き日本全域での核兵器投入が本格化。
      日本全土が焦土へ。

      2009/11
      国内の全レギオンの消滅を確認。

      2010/02
      中国においてレギオンの発生を確認。

      2010/03
      白塩化症候群の感染が世界中へ拡大。

      2010/04
      世界規模で混乱が加速。
      レッドアイの生存を確認。

      2010/06
      竜の亡骸の調査研究により、異世界の存在を肯定する「多元世界説」が立証。
      この世界には存在し得なかった新粒子「魔素」を発見。
      謎の巨人の体躯を構成しており、白塩化症候群の原因物質であることが判明。

      2010/11
      研究施設が襲撃を受け、竜の亡骸が奪取される。

      2014/03
      白塩化症候群への対策として「ゲシュタルト計画」が始動。
      ヒトの体から魂を分離・結合させる実験に成功。

      2014/05
      多元世界からエネルギーを得、無から有を生み出す技術「魔法」の確立。

    • 27. イニシエノウタ
    • 2014年05月29日 19:53



    • 2016/02
      白塩化症候群の進行を遅らせる薬品「ルシフェラーゼ」が完成。

      2016/05
      ルシフェラーゼを投薬した精鋭による軍「十字軍」が組織され、対レギオン戦に一定の戦果を収める。

      2016/12
      若年者ほどルシフェラーゼの効能が高いことが発見され、戦闘エリート養成のための国際機関「ハーメルン機関」が設立。

      2018
      「ハーメルン機関」に対抗し、日本国内で魔素を使用した強化人間の製造を目的とした「国立兵器研究所」が設立。

      2019
      レギオンと十字軍の戦闘が膠着状態へ。

      2025
      人間の肉体情報を元に構成したゲシュタルトの器「レプリカント」の作成と、ゲシュタルトとの結合に成功。

      2030/03/01
      第13次十字軍によりエルサレムにおいて最後のレッドアイが討伐され、全レギオンの統率が失われる。

      2031
      レッドアイ駆逐完了によりレギオンの物理的脅威は激変。
      しかし一方で白塩化症候群は引き続き全世界で進行。

      2032/02
      ゲシュタルト化、レプリカント化技術の一般公開。

      2032/03
      全人類のゲシュタルト化による魂の抽出、そのレプリカントを製作し続ける「レプリカントシステム」の構築。
      ゲシュタルト計画最終段階、作成したレプリカントへレギオン討伐と魔素の抽出・異世界への放出を託し、ゲシュタルトはスリープモードへ。
      また計画の管理者としてアンドロイドが配置される。
      限られた予算のため、ゲシュタルト化は一部特権階級から開始。


    • 28. Ashes of Dreams
    • 2014年05月29日 19:57



    • 2033
      13の「封印の書」が作成され、「黒の書」「白の書」を利用した「黒の書計画」が立案・開始される。

      2039/2049/2053
      世界浄化機関およびハーメルン機関による、黒の書クローンを用いたゲシュタルト量産、安定個体探索が行なわれる。
      安定個体「オリジナル・ゲシュタルト」ニーアの発見・保護。
      崩壊体化の進行する妹ヨナをコールドスリープする対価として、魔素の提供協力を得る。

      2764
      レプリカントに主体的な意思の芽生え。

      3000~
      レプリカント独自の文明、文化が発展。

      3276
      最後のレッドアイの亡骸から再びレッドアイの発生。
      レプリカントの世界に再びレギオンの脅威が始まる。

      3287
      アンドロイドと4人のレプリカントによるレッドアイ、レギオンの討伐。

      3288
      世界浄化が確認され、ゲシュタルト達の目覚め。
      しかし「マモノ」としてレプリカントとゲシュタルトの間で戦争が開始。

      3300~
      オリジナル・ゲシュタルトの魔素を受けたにもかかわらず崩壊体化するゲシュタルトを確認。
      ゲシュタルト・ニーアは独自行動を開始する。

      3361/3465
      ゲシュタルト・ニーア、「黒の書」を入手。
      全ゲシュタルトを一気にレプリカントに復帰させる「黒の書計画」実行のため、アンドロイド「デボル・ポポル」レプリカント・ニーアに「白の書」の入手、「封印されし言葉」の蒐集を誘導。
      「魔王の城」においてゲシュタルト・ニーア死亡。

      33XX/34XX
      レプリカント・ヨナ、黒文病の進行により死亡。

      33YY/34YY
      オリジナル・ゲシュタルトの喪失により、全ゲシュタルトが崩壊体化。

      33ZZ/34ZZ
      レプリカントシステムの機能停止により、最後のレプリカント死亡。




      ―――――――――――――――――――
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