イアン
身長:188cm
体重:82kg
所属:駐屯兵団 精鋭部隊 イアン班・班長 トロスト区奪還作戦の指揮権を任される
イアンは駐屯兵団の精鋭部隊の班長。トロスト区奪還作戦の際に、巨人化したエレンを守るために尽力。
「穴を塞げるのなら何でもいい・・・お前を最優先で守る。」
「頼んだぞ。」
と作戦展開前にエレンに託しているところから、同じ駐屯兵団の隊長キッツ・ヴェールマンと違い、エレンの巨人化などにも寛容的な考え方を示しているのが伺える。彼の考え方は調査兵団のそれに近い性質を持っている人格者のようだ。作戦展開開始直後に、エレンの巨人化がコントロールをできないと発覚した際も、部下から作戦の中止を訴えられたが、ミカサとピクシス司令、全兵士、トロスト区民ら、全人類の気持ちを汲んで、作戦を継続実行を決断。同じく精鋭の仲間リコを説得した。
このときのイアンの台詞の決定打はこちら。
「では!」
「どうやって!!」
「人類は巨人に勝つというのだ!!」
「リコ教えてくれ!!他にどうやったら この状況を打開できるのか!!」
「人間性を保ったまま!」
「人を死なせずに!」
「巨人の圧倒的な力に打ち勝つにはどうすればいいのか!!」
イアンの説得に、リコは納得は出来なかったが正しいことを認めた。
それに他の仲間達も続く。
また、作戦反対派の部下の発言もあって、今にも暴走しだしそうなミカサの心中を察し、宥めた。
ミカサ「ありがとうございますイアン班長」
イアン「ミカサ・・・」
イアン「礼には及ばない」
イアン「お前が何をやりだすかわかったもんじゃないから肝を冷やしたが・・・」
イアン「当初の作戦通りに自由に動くんだ」
イアン「その方がお前の力が発揮されるだろう」
ミカサ「はい!」
イアン「恋人を守るためだからな」
ミカサ「(目をそらし、赤くなり少し照れながら)・・・家族です」
イアンは、エレンのことだけでなく、人類の切り札ともなる人材ミカサにまで気を遣える視野の広い素晴らしいリーダーの素質がある人間であることがわかる。(ミカサを逸材と評している)エレンを見捨てるということはミカサも見捨てるということ。
2つの人類の進撃となる人材を絶対に手放したくなかったという判断もあったのだろう。
ピクシス司令もこの精鋭チームを精鋭の中の精鋭と謳うほどであるが、彼があっての精鋭だともいえる。
暴走・沈黙した巨人化エレンの説得の時間に手間取り、班が壊滅的になる。巨人達がエレンに強く惹きつけられたため、イアン達は立体機動を使わずにエレンを死守。囮になった際に、巨人に捕まり命を失う。
しかし彼を含めた精鋭班のおかげで時間稼ぎは成功し、エレンが穴を塞ぐことに成功したのだった。
この作戦は影の立役者イアンがいなければ、班はまとまらずに瓦解し作戦は失敗していた。
彼の功績を称えたい。